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ねりま映像人インタビュー

第22回 長澤奈央さん 前編

第22回 長澤奈央さん 前編

2023.06.02

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※現在の社会状況を考慮しビデオ会議システムを使用して収録いたしました。通信環境の状況により、音声が一部お聞き苦しい箇所がございます。ご了承ください
練馬にゆかりの映像人の皆様にお話を伺い、練馬と映像文化の関わりを紹介する「ねりま映像人インタビュー」。
今回と次回のゲストは、俳優の長澤奈央さんです。
長澤さんは、2002年、東映の「スーパー戦隊」シリーズ『忍風戦隊ハリケンジャー』で、主役チームのひとり野乃七海(のの・ななみ)=ハリケンブルーを演じて人気を博しました。
その後、日米合作映画『ホテルチェルシー』、映画『トラベラーズ 次元警察』で主演を務めるなど、TVドラマ、映画、舞台など多岐にわたって活躍されています。
そして間もなく6月16日からは「ハリケンジャー」20周年記念作品『忍風戦隊ハリケンジャーでござる!シュシュッと20th Anniversary』が期間限定公開されます。
今回はまず、そのベースとなった20年前の『忍風戦隊ハリケンジャー』のころのお話を中心にお伺いします。

—— 『忍風戦隊ハリケンジャー』【1】で1年以上東映東京撮影所【2】に通われましたが、撮影所のある練馬区といえば、どんなところが思い浮かびますか?

長澤:17歳から「ハリケンジャー」の撮影に携わっているのですが、「東映撮影所学校」に1年3ヶ月ぐらい通っているような感覚で、とても愛着のある場所が練馬区ですね。
撮影の合間に、ちょっと時間あるから何か食べに行こうかとか、ちょっと時間あるからプリクラ撮りに行くなんてこともありますし。撮影に迷惑がかからない程度で、自由に遊べたのが撮影所の近辺だけだったので、そういう意味では、良い気分転換をさせてもらっていた場所でもあります。
目の前のOZ(現・リヴィンオズ大泉店)も「さまさま」でした。ご飯もOZで食べていたし、ゲームセンターで遊ばせてもらったりとか、差し入れを買ったりとか、OZで全ての娯楽が完結するので、たくさん利用させていただきました。

—— 長い歴史のあるシリーズに主要な役で参加するということが決まったとき、どのような思いでしたか?

長澤:まだ高校生だったので、自分も子供の頃見ていた「スーパー戦隊シリーズ」【3】のオーディションを受けに行くことはわかっていたと思いますが、それが1年も続く作品で、こんなに大変で、20年経っても「ハリケンブルー」って言われるような自分にとっての代表作になるなんて、考えてなかったですね。
ただ目の前にあることに一生懸命なだけだったので、放送が始まってからの周りの変化についていけなかったのを覚えています。
小さなお子さんを連れてるお父さんお母さんに街で声をかけていただいたりとか。そういうことが今までなかったので、何か不思議でした。
みんなから「七海ちゃんだっ!」って言われると、「すごい、みんな観てるんだ!」っていうような。
前からお芝居をさせてもらっていたんですけど、自分のことをたくさんの方に知ってもらったのは『ハリケンジャー』だったので、生活も環境も一気に変わったような感じでしたね。

—— 実際に撮影現場に入られて、どのような感触を持ったか覚えてらっしゃいますか?

長澤:もう何もわからなかったです。普通の芝居と違って、「怪人が現れた!驚け!」って言われてリアクションしても、「そんなんじゃわかんないよ、もっと大きく驚くんだ!」って注意されたりとか、全てが初めてのことで。
ハリケンジャーの3人が、おちこぼれからはい上がっていくというストーリーなんですけど、それと同じように私達3人を役者としても成長させてもらっていたような現場で、毎日新鮮で、毎日たくさんのことを教えてもらって、毎日目の前のことをやるのに必死でした。「今日は何々をやるんだ。これから何々をするんだ。ここで爆発するから」って言われて、「爆発って何?、どっから来るの?どうしたらいいの?」みたいな(笑)。そういうわからないことを、スーツアクターの方にもいろいろなやり方、動きやリアクションの取り方を一つ一つ教えてもらいながら、育ててもらった感じですね。

—— 「ハリケンジャー」は、変身した後もマスクの中の顔が見える場合があるので、生身のアクションだけではなく、変身後のアクションもご自身でやるところが結構あったと伺いました。

長澤:そうなんです、マスクオフっていうのがあって。私達は衣装合わせの段階で自分専用のスーツとマスクを作っていただきました。
爆破とかでやられたらマスクが開いて本人が見える。みたいなシーンが結構あって、なんじゃこりゃ?って感じですよね(笑)。でも、自分がヒーローになった感があって、凄く楽しかったです。

—— スタッフの皆さんは、どんな方たちでしたか?

長澤:私達3人が本当に素人のような感じで、皆さんも「育ててやらなきゃ、教えてやらなきゃ」っていう気持ちを持っていただいたと思います。
私達もわからないと、監督だったりアクション監督さんだったり、キャメラマンさんなどにも「どうしたらいいですか?」って聞きに行けたので、その都度教えてもらってどんどん関係が密になって行きました。
渡辺勝也監督【4】に関しては、1,2話のパイロット版を撮って、普通はシリーズの終わりの方は次のシリーズに行くんですけど、「ハリケンジャーは最後まで撮りたい」っておっしゃって最終話も撮ってくださいました。
そういうところにもスタッフの方の愛情をすごく感じました。
キャメラマンの菊池亘さん【5】はほとんどメインで入ってくださって、たっくさん怒っていただいて(笑)いろいろ教えてもらいました。あんなに厳しくされることってないと思うので、自分にとっては本当に良い経験になりました。
アクション監督の竹田道弘さん【6】は一見とても怖そうなんですけど、本当にチャーミングで愛情のある方で。「絶対怪我をさせない」というのが大前提で、(私たちに)アクションをやらせるということは信頼してもらっているし、「きっとお前はできる。やるんだろう?」というふうに気持ちも乗せてくれます。無理のない範囲でかっこいいアクションを撮ってくれるし、引き出してくれるので、私のアクションの一番最初の土台を作ってもらったのは、竹田さんだなと思っております。 本当にスタッフ、キャストみんなで愛を込めて撮ったな、作っているな。というのが、「ハリケンジャー」だなという感じがします。

—— 共演の皆さんとの話をお伺いします。その後の『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』【7】『忍風戦隊ハリケンジャーでござる! シュシュッと20th Anniversary』【8】でも、「ハリケンジャー・ゴウライジャーチームは本当に仲がいいんだな」という感じがします。

長澤:自分たちのことなので他のチームと比べたことがないのでわからないですけど、いい距離感なんでしょうね。
いい感じに年齢が離れてたんですよ。私と塩屋瞬くん【9】が1個違いで、山本康平くん【10】はまたそのちょっと上で、ゴウライジャー【11】の2人がやっぱりちょっと上で。当時はそんなに絡みがなくて、あまりプライベートで話したという記憶もないんですけど。 だから20年経って、お互い良い感じに年をとったので、いろいろ話せるようになったなと。親戚みたいな感じですね。
そして私達のグループには、みんなの話を受け止めてくれて、まとめてくれる、山本康平くんという母のような偉大な人がいるので。やはり“やーさん”がいたのが大きいかなと思います。
いつも私のわがままを聞いてくれて、塩屋先生の暴走を止めてくれて、姜暢雄くん【12】のむちゃぶりに応えてくれて、白川裕二郎くん【13】のケアを怠らないという(笑)。だからきっと、チームワークがいいのかなと思いますね。

—— 敵役のフラビージョ/山本梓さん【14】ウェンディーヌ/福澄美緒さん(*引退し、「10YEARS」では松田佳代名義)【15】の2人とも仲が良かったと伺いました

長澤:はい。もうすごく大好きで、あずちゃんとは2歳、佳代ちゃんとは4歳違うのですが、友達というよりも、姉妹みたいな感じで仲良くさせていただいています。撮影後もプライベートで遊んだり、お互い結婚して子供が生まれたら子供同士で遊んだり。家族ぐるみの関係を今でも続けているので、本当に出会いって大切だなと思います。

—— 1年間一つの役を演じ続ける体験をされましたが、長澤さんご自身が大きく変わったような、そういうふうに思ったことはありましたか?

長澤:気持ちは変わりましたね。女優さんになりたいと思って、自分から履歴書を書いて事務所に入った人間なんですけど、いきなり戦隊物のヒロインに受かって、撮影と同時にTVでどんどんどんどん放送されて、劇場公開や、イベントを開催したらすごい人が集まったり、地方でのイベントも全国からいろんな人が集まってくれたりと、自分の思っていた以上に周りから見られるようになったというか。
なので、いつの間にか本当に女優さんになっちゃったんだな。という後から客観的に気付くというか。
フラフラした高校生でいたのに、「ちゃんとした大人にならなきゃいけない」みたいな。
高校入学したときに、「卒業までに芸能界が無理だと思ったら大学に進学しなさい」と親と約束して芸能活動をさせてもらっていたので、「これってもう大学行かなくていいよね?もういいよね?受験しなくていいよね?」って親に聞きました(笑)。

—— TVシリーズ1年間の中で、強く印象に残ってることはありますか?

長澤:前半はわからないことが多くて芝居も難しかったり、どうやって演じるんだろう?と悩んでたんです。
30話の自分のメイン回で、フラビージョの山本梓ちゃんと一緒にアイドルユニット組むお話があって、自分たちで衣装を買いに行ったり、ダンスの振り付けの練習をしたり、ちょっとお芝居もできるようになってきて、撮影にも慣れてきたので、すごくそれが楽しくって。
そのときにキャメラマンの菊池さんが初めて、「奈央が気持ちを作ってるんだから、お前ら早く準備しろ!」と周りのスタッフに言ってくれていて、「役者として菊池さんに認めてもらえた!」と思ったのは、すごく自分の中で印象的ですね。

—— 1年間一つの役を演じるということは、長澤さんにとってどういう思いがありますか?

長澤:私は、『ケータイ捜査官7』【16】もそうですし『大魔神カノン』【17】もそうですが、結構そういう役に恵まれていて。最初に「ハリケンジャー」を経験したので、全然大変だという感じることはなかったです。
「ケータイ」や「カノン」のときは、並行して他の役もやっていましたが、他の作品よりは(役に対する)愛着がありますよね。他の現場をやりながら、「今日は『ケータイ捜査官7』の現場だ。またみんなに会える!」とか、自分の役に対しても「今日はどういうお芝居にしよう?ちょっと遊びを入れてみようかな?」とか、ちょっとずつ膨らませられる余裕が持てるかな。
やはり1年間やった作品は、終わった後も自分の中でとても記憶に残っていますし、大事だなと思えるものですね。
共演者の方が活躍してると、やっぱり気になります。「すごい!」って、それこそ家族のような目線で、思えるので幸せですよ(笑)。
なかなか1年間の現場はないので、それをたくさん経験させてもらえてるのは幸せだなと思います。

—— 1年3ヶ月かけてきた番組が終わったとき、どんな思いだったのでしょうか?

長澤:終わっちゃうときは寂しくて泣き崩れました。岩船山【18】で最後にクランクアップしたのですが、もう終わるのが嫌で寂しかったのをすごく覚えています。
でもその後からショーが始まるので、みんなと会えないのが寂しいのではなく、「ハリケンジャー」というシリーズが終わってしまうことが寂しくて。だから「10 YEARS AFTER」を作ろうと思っちゃったんでしょうね(笑)。

—— そのあたりのお話は、後編でじっくりお伺いしたいと思います。ありがとうございました

明日の勇気につながる1作長澤奈央さんのおススメ!

『マンマ・ミーア!』
(2008年/イギリス、ドイツ、アメリカ/監督:フィリダ・ロイド/脚本:キャサリン・ジョンソン/出演:メリル・ストリープ、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド、アマンダ・サイフリッド ほか)
ギリシャのとある島で小さなホテルを営むドナは、娘・ソフィの結婚式を明日に控えていた。ヴァージン・ロードを父親と歩きたいと願うソフィは、ドナの日記から父親候補3人を見つけ、ドナの名前で招待状を送っていた。この計画を知らないドナ。事情も知らずに島を訪れる父親候補のサム、ハリー、ビル。20年ぶりの再会に、様々な問題が巻き起こる。

長澤:私の大好きな作品です。これを観ると、勇気も湧いてくるし、ハッピーになれるし。
今は忙しくてなかなかゆっくり座って観ることはできないんですけど、流しておいて家事をする。みたいな感じで、良い気分転換にもなるので、私の1本は『マンマ・ミーア!』です。
ミュージカルが好きで、歌っているのが好きなんです。
素晴らしい楽曲と、わかりやすいハッピーな話。(ソフィ役の)アマンダちゃんが可愛すぎるのも大好きです。
自分の悩みもなくなるぐらいのハッピーな歌声とダンスと、映像もとっても綺麗なので、いつもこれを観て、私はリセットしています。
この日常からちょっと非日常になれるというか、そういうふうにこの作品と長いことお付き合いさせてもらってますね(笑)。
音声版では、更にいろいろな話が出てきます。
是非お聴きください。

プロフィール

長澤奈央(ながさわ なお)
俳優。2002年、東映の「スーパー戦隊」シリーズ『忍風戦隊ハリケンジャー』で、主役チームのひとり野乃七海(のの・ななみ)=ハリケンブルーを演じて人気を博す。
その後、日米合作映画『ホテルチェルシー』、映画『トラベラーズ 次元警察』で主演を務めるなど、TVドラマ、映画、舞台など多岐にわたって活躍。
6月16日(金)から「ハリケンジャー」20周年記念作品『忍風戦隊ハリケンジャーでござる!シュシュッと20th Anniversary』が期間限定公開される。
https://www.toei-video.co.jp/hariken20th/

登場する作品名・人物名等の解説

【1】『忍風戦隊ハリケンジャー』
東映制作の特撮アクションドラマ「スーパー戦隊シリーズ」第26作目。2002年2月~2003年2月放送。全51話。忍者をモチーフとしており、要素として流派を取り入れている。疾風流の忍者「ハリケンジャー」のメンバーは3人で、ハリケンブルー=野乃七海役の長澤さんをはじめ、ハリケンレッド=椎名鷹介役を塩谷瞬さん、ハリケンイエロー=尾藤吼太役を山本康平さんが務めた。また、当初ハリケンジャーに敵対し、後に共闘することになる迅雷流の忍者「電光石火ゴウライジャー」も登場。カブトライジャー=霞一甲役を白川裕二郎さん、クワガライジャー=霞一鍬役を姜暢雄さんが演じた。物語中盤からは、彼らを支える「天空忍者シュリケンジャー」が登場、声は松野太紀さんが担当している。
【2】東映東京撮影所
東京都練馬区東大泉に所在する、東映株式会社の映画スタジオ。
【3】スーパー戦隊シリーズ
東映制作の特撮TVドラマシリーズ。1975~77年に放送された『秘密戦隊ゴレンジャー』から始まり、現在まで途切れることなく放送が続いている。2023年3月放送開始の『王様戦隊キングオージャー』で47作となる。
【4】渡辺勝也(わたなべ かつや)さん
監督・演出家。『超新星フラッシュマン』(86-87)のサード助監督としてキャリアをスタート。以降もスーパー戦隊シリーズの助監督を務め、1992年放送の『恐竜戦隊ジュウレンジャー』第11話「ご主人さま!」で監督デビュー。『忍風戦隊ハリケンジャー』では戦隊シリーズでの初パイロットを担当。加えて、メイン監督も務め、最多演出もはたしている。このほか、「ハリケンジャー」の他媒体作品『忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッと THE MOVIE』(02)、『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』(04)、『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』(13)、『忍風戦隊ハリケンジャーでござる! シュシュッと20th Anniversary』(23)の監督を務めている。
【5】菊池亘(きくち わたる)さん
キャメラマン。スーパー戦隊シリーズには『百獣戦隊ガオレンジャー』(01-02)より参加。『忍風戦隊ハリケンジャー』ではチーフキャメラマンを務めた。「ハリケンジャー」の他媒体作品『忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッと THE MOVIE』(02)、『忍風戦隊ハリケンジャーVSガオレンジャー』(03)『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』(04)、『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』(13)でもキャメラマンを担当している。
【6】竹田道弘(たけだ みちひろ)さん
アクション監督、アクションコーディネイター、元スタントマン。スタントマン時代は主にスーパー戦隊シリーズにて、女性キャラクターのスーツアクターとして活躍。『光戦隊マスクマン』(86-87)第6話「夢のゴッドハンド」より、スーパー戦隊シリーズのアクション監督に就任。『天装戦隊ゴセイジャー』(10-11)までの大半の作品を手掛けた。
『忍風戦隊ハリケンジャー』でもアクション監督を担当。「ハリケンジャー」の他媒体作品『忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッと THE MOVIE』(02)、『忍風戦隊ハリケンジャーVSガオレンジャー』(03)『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』(04)、『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』(13)にも参加している。
【7】『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』
2013年に発売された、東映制作のオリジナルビデオ作品。『忍風戦隊ハリケンジャー』10周年記念作品。TVシリーズ終了から10年後が描かれる。TVシリーズのメインスタッフの多くが参加。当時のメインキャストもほぼ全員揃って登場する。オリジナルキャラクターの天界/シュリケンジャーは、橋本仰未さんが演じている。
原作:八手三郎/監督:渡辺勝也/脚本:宮下準一/撮影:菊池亘/アクション監督:竹田道弘/アソシエイトプロデューサー:山本康平、長澤奈央
【8】『忍風戦隊ハリケンジャーでござる! シュシュッと20th Anniversary』
2023年6月16日(金)より期間限定公開される、東映制作のオリジナルビデオ作品。『忍風戦隊ハリケンジャー』20周年記念作品。
江戸時代を舞台に、ハリケンジャーたちの先祖5名の忍者が、世界を滅ぼすと言われる「天翔石」をめぐって“ウラ七本槍”の最強最悪の敵、オイランダ&アウンジャとの激闘を繰り広げる。
時代劇設定で「ハリケンジャー」=忍者のコンセプトを、東映・京都撮影所で実現。メインキャストがふたたび集結し、現代と江戸時代のキャラクターを一人二役で熱演している。
原作:八手三郎/監督:渡辺勝也/脚本:谷慶子/出演:塩谷瞬、長澤奈央、山本康平、白川裕二郎、姜暢雄、羽瀬川なぎ、木村葉月、乃村健次(声)、陽月華、松野太紀、高田聖子、西田健
公式サイト:https://www.toei-video.co.jp/hariken20th/
【9】塩谷瞬(しおや しゅん)さん
俳優。2002年に『忍風戦隊ハリケンジャー』で俳優デビュー。ハリケンレッド/椎名鷹介を演じた。 以降、TVドラマや映画などで活躍。2004年主演した映画『パッチギ』では、第29回日本アカデミー賞新人俳優賞、第27回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞している。
また、国内外での医療支援やボランティアなどの活動も行っている。
【10】山本康平(やまもと こうへい)さん
俳優。2002年に『忍風戦隊ハリケンジャー』で俳優デビュー。ハリケンイエロー/尾藤吼太を演じた。 2013年の『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』では、長澤さんと共に企画実現の為に奔走。アソシエイトプロデューサーとしてクレジットされている。2023年6月16日(金)より期間限定公開される『忍風戦隊ハリケンジャーでござる! シュシュッと20th Anniversary』制作にも寄与している。
また、霞一甲/カブトライジャー役の白川裕二郎さんが所属する男性ムード歌謡コーラス・グループ「純烈」が主演した2021年の映画『スーパー戦闘 純烈ジャー』及び2022年の続編『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』では、出演だけでなく企画協力も務めた。
【11】「電光石火ゴウライジャー」
『忍風戦隊ハリケンジャー』に登場する、迅雷流の忍者。当初ハリケンジャーに敵対し、後に共闘することになる。カブトライジャー=霞一甲役を白川裕二郎さん、クワガライジャー=霞一鍬役を姜暢雄さんが演じた。
【12】姜暢雄(きょう のぶお)さん
俳優。1998年の第11回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」にて、フォトジェニック賞・Pメールグランプリを受賞し芸能界デビュー。2002年の『忍風戦隊ハリケンジャー』がTV初出演で、クワガライジャー/霞一鍬を演じた。その後もTVドラマや映画、舞台などで活躍。2018年の映画『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』では、仮面ライダーアマゾンネオアルファ/御堂英之助役で出演している。
【13】白川裕二郎(しらかわ ゆうじろう)さん
俳優、歌手。2002年に『忍風戦隊ハリケンジャー』で俳優デビュー。カブトライジャー/霞一甲を演じた。その後もTVドラマや、舞台などで活躍。2007年からは男性ムード歌謡コーラス・グループ「純烈」メインボーカルとしても活動し、2018年には日本レコード大賞日本作曲家協会選奨を受賞、NHK紅白歌合戦への初出場も果たしている。
【14】フラビージョ/山本梓(やまもと あずさ)さん
俳優・タレント。雑誌の読者モデルを経て芸能界デビュー。2002年の『忍風戦隊ハリケンジャー』では、ハリケンジャーと敵対する「宇宙忍群ジャカンジャ」一の槍・フラビージョを演じた。「ハリケンジャー」放送終了後も『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』(04)、『特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE フルブラスト・アクション』(04)、『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』(07)などにフラビージョ役でゲスト出演を果たしている。2013年の『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』でもフラビージョを演じた。
【15】ウェンディーヌ/福澄美緒(ふくずみ みお)さん
元俳優。2002年の『忍風戦隊ハリケンジャー』では、ハリケンジャーと敵対する「宇宙忍群ジャカンジャ」四の槍・ウェンディーヌを演じた。「ハリケンジャー」放送終了後も『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』(04)、『特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE フルブラスト・アクション』(04)などにスーパー戦隊シリーズ作品にウェンディーヌ役でゲスト出演した。結婚後に芸能界を引退したが、2013年の『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』には松田佳代(まつだ かよ)名義で、再びウェンディーヌを演じた。
【16】『ケータイ捜査官7』
テレビ東京系列で2008年4月2日から2009年3月18日まで放送された特撮ドラマ。全45話。ネットワーク犯罪を捜査する機関「アンダーアンカー」のエージェントと、携帯電話から変形する小型ロボット「フォンブレイバー」の活躍が描かれる。 長澤さんは、アンダーアンカーの研究開発部部員・支倉真由子を演じた。
【17】『大魔神カノン』
テレビ東京系列で2010年4月2日から10月1日まで放送された特撮ドラマ。全26話。 かつて大映が制作した特撮時代劇映画『大魔神』をモチーフとした作品。 心に傷を負い、東京の片隅で暮らす少女・巫崎カノンと、人に寄り添いながら生き続けている妖怪・オンバケたち。彼らが出逢ったとき、伝説の“ブジンサマ(大魔神)”を巡る物語が始まる。 長澤さんは、花魁の飼っていた金魚が転生したオンバケ・イケチヨを演じた。
【18】岩船山
栃木県栃木市にある、標高172.7メートルの山。かつては採石場として栄えた。中腹にある採石場の跡地は、火薬を使った撮影のできるロケ地として、様々な映像作品に登場している。スーパー戦隊シリーズをはじめとした特撮アクション作品のロケ地としても良く知られ、撮影関係者やファンの間では「聖地」と呼ばれている。
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