ねりま 映像∞文化MAP

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1東映東京撮影所

  • 東映東京撮影所
東映株式会社が運営する、映画やテレビ番組などのための撮影所。東映作品のみならず、さまざまな企業や団体が利用する日本最大級の映像制作スタジオとなっている。
その歴史は、太平洋戦争以前までさかのぼる。1935(昭和10)年、映画製作会社・新興キネマによって大泉に建設された撮影スタジオが、同所の前身となった。
戦後まもない’47年、映画配給各社がそのスタジオを買収し、株式会社太泉スタジオとして再出発、’50年には太泉映画と改称した。翌’51年に東京映画配給株式会社が東横映画と太泉映画を吸収合併して東映株式会社となり、同時に大泉のスタジオは東映東京撮影所と改称された。
その後東映は、映画のみならずTVドラマやVシネマなどで数々のヒット作を世に送り出すが、京都太秦の東映京都撮影所とともにその屋台骨を支え続けているのが、この東映東京撮影所である。同所は東映の歴史を刻むとともに、日本の映像産業を支え続けている。現在も、映画『ハケンアニメ!』『孤狼の血』などの話題作、『相棒』などの人気ドラマ、「仮面ライダー」「スーパー戦隊」シリーズなどの特撮ヒーローも、このスタジオから生み出され続けている。
※一般の方の立ち入りはできません
『ハケンアニメ!』
東映が制作し、2022年5月に公開された映画。主演は吉岡里帆と中村倫也。アニメ制作現場を舞台に、新人監督と天才監督が、スタッフや声優を巻き込みながら“ハケン=覇権”を争う戦いを繰り広げる。東映アニメーションが実写本編監修を務めている。
『孤狼の血』
東映が制作し、2018年5月に公開された映画。主演は役所広司。暴対法成立以前の広島・呉原市を舞台に、警察と暴力団組織間の激しい抗争を描く。2021年には続編『孤狼の血 LEVEL2』が公開された。

2東映アニメーション

  • 東映アニメーション
日本を代表するアニメーション製作会社のひとつ。代表作には「ドラゴンボール」シリーズ、「セーラームーン」シリーズなど、誰もが知る超ヒット作が居並び、現在も「ONE PIECE」や「プリキュア」シリーズなど、世代を超える人気コンテンツを生み出し続けている。
戦後間もない1945年に組織された日本漫画映画社がその前身で、48年には同社が母体となり日本動画株式会社が発足。52年に日動映画株式会社と社名変更し、56年には東映株式会社が同社を買収、東映動画株式会社となった。翌57年には製作所が東大泉へ移転され、その後同地が製作の拠点となる。
58年の日本初の長編カラーアニメ映画「白蛇伝」を皮切りに、数々の名作アニメを製作。79年には映画「銀河鉄道999」が大ヒットし、爆発的なアニメブームを引き起こした作品のひとつとなる。コンピュータによるアニメ製作、自社コンテンツの海外販売などにも早くから取り組み、日本のアニメ産業のけん引役ともいえる存在となった。98年には東映アニメーション株式会社と社名変更し、現在へと至っている。
※同社は、一般の方の立ち入りは不可

3日本大学芸術学部

  • 日本大学芸術学部
芸術総合学部として創設100年以上の歴史を持ち、「日藝」として広く親しまれている。 学科の枠を越えた総合的な芸術創造力を養う学びを通して、映像文化に貢献する人材を世に多く送り出している。
主な出身者は、映画監督・脚本家の三谷幸喜(演劇学科/‘84年卒)、宮藤官九郎(放送学科/’89年入学)、映画監督の深作欣二(文芸学科/‘53年卒)、平山秀幸(放送学科/’73年卒)、藤井道人(映画学科/’09年卒)、アニメーション映画監督の片渕須直(映画学科/‘83年卒)、俳優の真田広之(映画学科/’82年卒)、中村獅童(演劇学科/‘92年入学)、池松壮亮(映画学科/’09年入学)など。
日藝の歴史は1921(大正10)年、法文学部の美学科としてスタート。現在は、写真、映画、美術、音楽、文芸、演劇、放送、デザインの8学科と大学院で、個性豊かな学生たちがクリエイティブな世界を探究している。また、キャンパス内にある芸術資料館とギャラリーでは、学生たちの創作作品や教職員の研究成果を学外へ発信する企画展が随時開催されている(詳細はホームページなどを参照)。

4東映アニメーションミュージアム

  • 東映アニメーションミュージアム
東映アニメーション(旧・東映動画)のこれまでの軌跡を網羅したミュージアム。
内部は資料展示エリア、中庭、ミュージアムショップに分けられ、資料展示エリアには大型タッチパネルで作品情報や映像が閲覧できる「東映アニメーションワークス」のコーナーや、アニメの製作過程をセル画時代とデジタル時代で比較しながら解説する「アニメのできるまで」というコーナー、そして「プリキュア」シリーズなど現在放送中の同社作品の関連資料を展示するスペースなどが設けられている。
その他、キッズ向けの遊び場や撮影スポットが多数用意された「わくわくエリア」などもあり、家族で楽しめるアミューズメントスポットとなっている。
東映アニメーションのアニメ製作の拠点である大泉スタジオが2018年に新スタジオへと生まれ変わったのを機に、旧スタジオ内に設けられていた「東映アニメーションギャラリー」を大幅リニューアルして公開が開始された。
※新型コロナウイルス感染予防対策のため、現在は事前予約が必要。また資料展示エリアは写真・動画撮影禁止

5T・ジョイSEIBU大泉

  • T・ジョイSEIBU大泉
練馬区東大泉のシネマコンプレックス。東映東京撮影所の旧正門があった場所に建つ商業施設「OZスタジオシティ」の4階にある。「T・ジョイ大泉」の名で2001(平成13)年12月に開館。練馬区内の映画館として1年8カ月ぶりに誕生した。(「光ヶ丘テアトル西友」が’00年4月に閉館して以降、区内には映画館がなかった)。‘16年4月に現在の「T・ジョイSEIBU大泉」へ改称した。スクリーン数は9で、スクリーン1/4/5/7は3D上映に対応。合計席数は、1,581席。館内には、東映東京撮影所で活躍した映画監督や俳優の手形をはじめ、写真パネルなどが展示されているほか、上映作品に関連した資料展示やイベントなどが、随時実施されている。

6ユナイテッド・シネマとしまえん

  • ユナイテッド・シネマとしまえん
豊島園駅至近のシネマコンプレックス。2004(平成16)年7月、豊島園駅のバス操車場跡地に誕生した。スクリーン数は9で、合計席数は1,735席。IMAX®デジタルシアターが導入されている8番スクリーンは、大スクリーンに映し出される4Kレーザーの鮮明な映像と、作品の音響に合わせて振動する大迫力のウィンブルシートで、高い臨場感を楽しめる。4番スクリーンには、〈動く座席〉〈雨〉〈風〉など通常のシアターでは得られない特殊効果が体験できる、アトラクション・スタイルの映画上映システム「4DXシアター」が導入されている。
西武鉄道豊島線、都営地下鉄大江戸線の両「豊島園」駅の出口から至近のため、来館しやすい環境となっている。

7ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター

  • ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター
2023年6月16日に、としまえん跡地にオープンした「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」は、映画「ハリー・ポッター」や「ファンタスティック・ビースト」シリーズの制作の舞台裏に足を踏み入れ、映画制作の驚くべき世界を体験できる、ハリー・ポッターの屋内型施設としては世界最大の規模のウォークスルー型エンターテイメント施設。
‘Wizarding World’ and all related names, characters and indicia are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc. – Wizarding World publishing rights © J.K. Rowling.

8練馬区立牧野記念庭園

  • 練馬区立牧野記念庭園
東大泉にある、植物学者・牧野富太郎博士の邸宅跡地に設けられた庭園。牧野富太郎は「日本植物分類学の父」とも称される植物学者。小学校中退という学歴ながら、独学で植物の知識を得て、日本に自生する植物を徹底的に調査し、数々の新種を発見するなど日本の植物学の確立と発展に大いに貢献した人物である。
2023年4月より放送開始されたNHK連続テレビ小説「らんまん」(主演:神木隆之介)は牧野富太郎の人生をモデルとしており、同氏の業績が再び脚光を浴びている。
1923(大正12)年の関東大震災を機に、当時は野趣豊かであった大泉に移り住み、94歳で亡くなるまでの30余年を過ごした。自邸の庭を「我が植物園」と呼ぶほど愛したという。
敷地内には300種類以上の草木類が生育し、博士が発見して愛妻の名をつけた「スエコザサ」や、博士が熱望して郷里の高知から移植したというサクラ’仙台屋’などの希少なものもあり、四季折々の植物とともに楽しめる。常設展示・企画展示がなされる記念館、牧野博士の書斎と書庫の一部を保存し、博士の晩年の様子を再現した書屋展示室があり、講習室で講座なども開催される。

開園時間:午前9時から午後5時
休園日:火曜日(火曜日が祝休日にあたる場合は、その直後の祝休日でない日)・年末年始(12月29日~1月3日)
入場料:無料

NHK連続テレビ小説「らんまん」放送記念特設ページ

9地上機器ラッピング&デザインマンホール

  • 地上機器ラッピング&デザインマンホール
東映東京撮影所や東映アニメーション大泉スタジオのある東大泉の東映通りに、東映作品、東映アニメーション作品の人気キャラクターをラッピングした、地上機器5カ所とデザインマンホール1カ所が設置されている。
地上機器には、『秘密戦隊ゴレンジャー』(A)、『がんばれ!!ロボコン』(B)、『ふたりはプリキュア』(C)、『デジモンアドベンチャー』(D)、『仮面ライダー』(E)をラッピング。
デザインマンホールには『仮面ライダー』(F)が採用されている。
『仮面ライダー』のデザインマンホールは、全国初の試み。
近くにお越しの際は、是非、立ち寄ってほしい。
※ご覧いただく際は通行の妨げにならないよう、周囲の安全には十分ご注意ください
※画像はイメージです

NEWS東映&東映アニメーションの人気キャラクターのデザインマンホールなどを東映通りに設置!

■問い合わせ:産業経済部 商工観光課 観光係
電話:03-5984-1032
『秘密戦隊ゴレンジャー』©石森プロ・東映
『がんばれ!!ロボコン』©石森プロ・東映
『ふたりはプリキュア』©ABC-A・東映アニメーション
『デジモンアドベンチャー』©本郷あきよし・東映アニメーション
『仮面ライダー』©石森プロ・東映

10大泉アニメゲート

  • 大泉アニメゲート
西武池袋線大泉学園駅北口のペデストリアンデッキにある、アニメや漫画の等身大キャラクターモニュメントなどが設置された多目的スペース。ジャパンアニメーション発祥の地・大泉の玄関口を彩る空間として2015年に誕生した。
大泉にはジャパンアニメーションの二大源流である東映動画(現・東映アニメーション)、虫プロが区内にあり、さまざまなアニメ作品の原作を生んだ作家たちが多く活動していることから、そうした事績を記念して本設備が設置された。
デッキ上でひと際目を引くのが、等身大のキャラクターモニュメント(ブロンズ像)。現在設置されている像は「鉄腕アトム」のアトム、「銀河鉄道999」のメーテル・星野鉄郎、「あしたのジョー」の矢吹丈、「うる星やつら」のラム、の4作品5体。空きスペースも用意されており、今後増設される可能性もあるという。
また大泉には、東映東京撮影所という日本の映画産業を語るうえで欠かせないスタジオも存在する。デッキの駅側壁面には、作品ポスターなどで構成された「グラフィックウォール」が設置されている。
©手塚プロダクション ©松本零士/零時社・東映アニメーション ©高森朝雄・ちばてつや/講談社 ©高橋留美子/小学館

大泉アニメゲートの紹介記事:https://animation-nerima.jp/map/animegate/

11練馬区立石神井公園ふるさと文化館

  • 練馬区立石神井公園ふるさと文化館
練馬区の歴史や伝統文化、自然などについて体験しながら学べる施設。
歴史資料、出土品、工芸品等が展示されている常設展示室には、アニメーションのコーナーを設置。セルアニメの製作で使用されていたカメラ・マルチプレーン撮影台が展示されている。この撮影台は、実際に東映アニメーション(旧・東映動画)で使用されていたもの。東映動画OBの方が講師となって撮影台の実演講座をおこなったこともある。他にもアニメーション撮影用のカメラや、セル画なども展示。館に収蔵されているアニメ関連資料を用いた企画展が開催されることも。
また、館内には図書の閲覧・学習が可能な交流ライブラリーがあり、練馬区にゆかりのある作家たちの映像作品の原作となった漫画なども気軽に読むことができる。
2023年4月より、練馬区在住の漫画家・村上もとか氏(『JIN-仁-』ほか)が館長に就任した。

公式サイト:https://www.neribun.or.jp/furusato.html
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