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アニメーターの技術と思考過程に触れられる「太田晃博 作画展2nd -イメージを具現化するアニメーターの仕事 -」が開催中
「太田晃博 作画展2nd -イメージを具現化するアニメーターの仕事 -」展示レポート

会場内は『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』、『ワールドトリガー3rdシーズン』、『ONE PIECE』(1999~)と、素描や作画遍歴紹介という大きく4つのエリアに分かれている。また、『ワールドトリガー』と『ONE PIECE』エリアは、前回開催時から展示内容が一新されているので、第1期に来場したという人も必見だ。

最初の『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』エリアでは、太田氏が原画・作画監督を担当した、物語中盤のテラスでの鬼太郎の父VS裏鬼道のシーンをピックアップ。絵コンテをもとにした演出との作画打ち合わせ、アクションを実際に演じて参考動画撮影、原画や作画監督の作業、そして完成映像と、アニメ製作の流れに沿って、アニメーターの仕事内容がわかりやすく解説されている。
従来の原画展と大きく違うのは、監督が描いた絵コンテを、太田氏がどんな視点で解釈し、どのような工夫と技法によって表現したのかが、本人が書いたコメントと実際の場面写真で解説されている点。絵コンテやタイムシートの見方、専門用語の注釈もあり、アニメ製作の知識がない人や絵を描かない人にも、アニメーターの仕事の奥深さが感じ取れる展示になっている。
続く『ワールドトリガー3rdシーズン』のエリアでは、放送当時ネットで劇場版のようなクオリティの高さだと話題になった13話「1対1」の原画が並ぶ。ラストの激しいバトルシーンがとくに大きく取り上げられていた。さらに『ONE PIECE』エリアでは、エッグヘッド編の1112話「激突!シャンクスVSユースタス・キッド」をメインに据え、1072話「ふざけた能力!躍動するギア5」など、ワノ国編の担当カットも展示。この2作品の原画にも、表現の工夫や意識した点などを詳細に解説したコメントがつけられている。

最後は作画遍歴紹介のエリアだ。アニメを好きになった高校時代から、アニメーターとしての試行錯誤と成長の歴史が、当時の素描とともに展示されている。注目してほしいのは、27才のとき作画を“言語化”して捉えることに目覚めたというところ。原画や映像だけでなく、作画するときの思考回路まで展示するこの展示会の斬新な構成は、“言語化”によって腕を磨いてきた、太田氏のアニメーター人生が反映されたものなのだ。人気作品の原画を見ながら、スターアニメーターの思考に触れられる貴重な機会を、ぜひ楽しんでほしい。
東映アニメーションCREATORS FILE02:太田晃博 作画展2nd‐イメージを具現化するアニメーターの仕事-
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