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第48回練馬まつり 特別企画「『あしたのジョー 劇場版』上映会&トークショー」レポート

2025.08.29

「矢吹丈が自分の中に乗り移っていた」――今も息づく『あしたのジョー』の記憶
〜第48回練馬まつり 特別企画「『あしたのジョー 劇場版』上映会&トークショー」レポート〜

あおい輝彦

2025年10月19日、練馬文化センター大ホールで「第48回練馬まつり」の特別企画として「『あしたのジョー 劇場版』【1】上映会&トークショー」が開催された。『あしたのジョー 劇場版』の上映後、主人公・矢吹丈を演じた俳優で歌手のあおい輝彦【2】が登壇し、アニメーターで『あしたのジョー』研究家の野口征恒【3】を聞き手に、作品制作当時の思い出話を語った。

『あしたのジョー 劇場版』は1980年に公開された劇場版アニメである。1970年4月1日から1971年9月29日にかけてフジテレビ系列で放映されたTVシリーズ(全79話)のうち第1話から第51話を、153分の劇場用作品として再構成したもの。主人公・矢吹丈と宿命のライバル・力石徹の対立に焦点を当てたストーリー構成で、二人の死闘で物語はクライマックスを迎える。

原作マンガ『あしたのジョー』【4】の制作時、原作者の高森朝雄(梶原一騎)【5】と作画のちばてつや【6】は、いずれも練馬区在住であった。また、1970年から放映されたTVシリーズのアニメは、やはり練馬区にあった虫プロダクション【7】が制作している。さらに劇中では、ジョーが盟友・マンモス西と出会った場所は練馬区の東京少年鑑別所(通称ネリカン)とされており、本作と練馬の縁は深い。
今回の上映は地元ファンからの熱い要望を受けて実現したもので、当初は定員800人を予定していたものの希望者が殺到し、急きょ900人に拡大したという。それでも当日は満席となる盛況ぶりだった。

野口征恒とあおい輝彦

アニメ本編上映後、休憩を挟んで登壇したあおい輝彦は、野口の呼びかけに応じ「俺かい? 名乗るほどのモンじゃないが、ジョー、矢吹丈」と劇中の名ゼリフを披露し、会場は一気に熱気に包まれた。
最初の質問は、ジョー役を引き受けた経緯から始まった。あおいは「小さい頃から父親に連れられてボクシングを観に行っていたし、『あしたのジョー』は『週刊少年マガジン』(講談社)で毎週読んでいたくらいに大好きでした」と語る。
電話で直接オファーされたが、当時の芸能界の風潮として俳優、歌手、声優などを兼ねるケースは少なく、アイドルグループ「ジャニーズ」解散後にジャニーズ事務所から独立したばかりのあおいは、歌も封印して俳優一本でやっていく決意をしていた。そのため「(ジョー役を)最初は断った」という。しかし、音響監督の左近允洋【8】から「あおいさんしか考えてない」と熱心に説得され、引き受けたとのことであった。さらに、ジョーを引き受けたからには「義理立てする……というわけではないけど、あれもこれも(声優として役を)やるのは違うと思った」と、ほかの声優のオファーは極力断り、ジョーのキャラクターイメージを守ってきたことを明かす。

あおい輝彦

ジョーを演じる際の役作りについて問われると、「まったくなかった」と即答する。

「矢吹丈が自分に乗り移っている感じでした。だから演技プランはなかったし、声も全然作っていない。初日の仕事から、アニメーションに声を吹き込んでいるとは思ってないんですよ。 自分が演じたフィルムに音声を当てているつもりでした」。
また、劇中で印象的なセリフの言い回しに「おっつぁん」がある。「台本には『おっさん』と書いてあったんですけど、『へへっ、おっつぁんよう、酒くせぇんだよ』と言っちゃったんです。そうしたら『今の感じ、とってもいいですね。そのまま使います』と採用されたんです」と制作秘話を語っていた。

あおい輝彦

さらには、ちばてつやとの交流についても触れていた。自身の50周年コンサートに来場したちばが、色紙にジョーとあおいの似顔絵を描き、そこに「感謝」二文字を記していたという。「理由を尋ねると『少年の複雑な感情を表現してくれたことに対して、僕はすごく感謝してる』と言ってくださったんですよ」と裏話を明かしていた。

トークショーの締めくくりには、あおいがTVシリーズ『あしたのジョー2』【9】のラストシーンを再現した。ホセ・メンドーサとの世界タイトルマッチを戦い抜いたあと、ジョーが「真っ白に燃え尽きた」と独白するシーンを迫真の演技で再現。続いて『あしたのジョー』TVシリーズのオープニングテーマ曲を熱唱すると、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。

あおい輝彦

TVシリーズ初放映から50年以上が経ってもなお色褪せない『あしたのジョー』の魅力を、誰もが再認識するイベントであった。

あしたのジョー劇場版 解説

『あしたのジョー』劇場版は、『宇宙戦艦ヤマト』劇場版【10】の大ヒットがブレイクスルーになって爆発的に拡大した「アニメブーム」只中の1980年3月8日に公開された。 もともとは、映画公開の10年前、1970年4月1日より全79回放送されたテレビシリーズ作品【11】。虫プロダクションの制作で、チーフディレクターは出﨑統【12】。後の「出﨑節」とも言える独特な演出手法の片鱗が垣間見える傑作シリーズであった。その1話から51話までを再構成したのが本劇場版で、 監督はテレビディレクター出身の福田陽一郎【13】が務めた。今回のイベントで聞き手を務めた、アニメーターであしたのジョー研究家の野口征恒によれば、基本はTVシリーズの映像の再編集だが、ラスト1カットのみ新規描き起こしのカットだという。TVシリーズで使われたのとは異なる絵で映画を締めくくっているそうだ。

音は新たに作り直され、演者もテレビシリーズとは異なるキャストが多い。 主人公・矢吹丈役のあおい輝彦と、彼を支えるトレーナー丹下段平役の藤岡重慶【14】こそ同一だが、宿命のライバル・力石徹は仲村秀生から細川俊之【15】、ヒロイン・白木葉子は西沢和子・恵比寿まさ子から檀ふみ【16】、ジョーのジム仲間となるマンモス西は西尾徳から岸部シロー【17】に変わっている。 言葉遣いも80年代らしく「ダサい」「口裂け女」などTVシリーズ放送時には使われてなかった言葉が使われていて時代性の反映として興味深い。

そして本作公開から半年後の1980年10月13日から、TVシリーズ『あしたのジョー2』の放送がはじまる。制作は東京ムービー新社(現:トムス・エンタテインメント)、監督は『あしたのジョー』TVシリーズでチーフディレクターを務めた出﨑統。物語は、宿命のライバル・力石徹を喪い、苦しい放浪を終えた矢吹丈が丹下ジムに戻りボクサーとしての復帰を目指すところから始まり、原作最終章の世界チャンピオン ホセ・メンドーサとの決戦までを全47話で描ききる。
この《10年前に放送されたTVシリーズ再編集版の劇場公開、その半年後に続編シリーズ放送開始》という流れは、当時のアニメーション作品を取り巻く環境が大きく関係している。

冒頭にも記したように、1977年8月6日に公開された『宇宙戦艦ヤマト』劇場版は空前の大ヒットとなった。この劇場版も概ね1974年に放送されたTVシリーズの再編集で構成された作品だった。それまで「子どものもの」と認識されていたアニメーション作品は、実質的には青年層の心を掴んでいたことが『宇宙戦艦ヤマト』劇場版の大ヒットにより一気に表面化、新作アニメの制作、過去作のリメイクが猛烈な勢いで進められることになる。
当の『宇宙戦艦ヤマト』は、劇場版第2作『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』を翌1978年8月に公開。こちらも大ヒットとなり、同年10月にはTVシリーズ『宇宙戦艦ヤマト2』の放送が始まる。
過去の人気作品を、劇場公開や新シリーズTV放送開始で再注目させる、という手法がトレンドとなっていったのだ。
SFアニメ『科学忍者隊ガッチャマン』は、1972年にシリーズ放送、6年後の1978年7月再編集劇場版公開、同年10月から続編『科学忍者隊ガッチャマンⅡ』、翌1979年さらなる続編『科学忍者隊ガッチャマンF(ファイター)』放送開始。石ノ森章太郎原作の人気作『サイボーグ009』は、1968年にシリーズ放送、11年後の1979年に新シリーズ放送開始、1980年には劇場版『サイボーグ009 超銀河伝説』が公開。現在も続く『ルパン三世』も、1971年に最初のシリーズが放送され、6年後の1977年10月から新シリーズの放送が始まった。さらに1978年12月に劇場版第1作『ルパン三世(ルパンVS複製人間(クローン))』、翌1979年12月には宮崎駿監督による『ルパン三世 カリオストロの城』が公開され、現在まで続く人気のベースを確固たるものにした。
『あしたのジョー』と同様、出﨑統がチーフディレクターを務めた『エースをねらえ!』も、1973年にTVシリーズが放送され、5年後の1978年10月にリメイク版『新・エースをねらえ!』放送、翌1979年9月には出﨑統監督による完全新作の『劇場版 エースをねらえ!』が公開された。
1980年には、『鉄腕アトム』(10月1日~)『鉄人28号』(『太陽の使者 鉄人28号』10月3日~)も新シリーズが製作され復活することになる。

そのようなアニメーション作品をめぐる潮流が、大きな渦を巻いて急流となる中、1980年3月、『あしたのジョー』は復活を遂げる。
まずは3月公開の劇場版。TVシリーズの再編集版ながら、新テーマ曲、おぼたけしの歌う「美しき狼たち」に乗せて、丹下段平が「立て!立つんだジョー!」と叫ぶ予告編が強烈なインパクトでジョー復活を高らかに宣言した。その半年後の10月13日、『あしたのジョー2』の放送が始まる。

『あしたのジョー2』の監督は、出﨑統。チーフディレクターを務めた『あしたのジョー』以降、『ガンバの冒険』(1975)『宝島』(1978)劇場版『エースをねらえ!』(1979)『ベルサイユのばら』(1979)と着実に独自の演出技法を磨き上げ、この『あしたのジョー2』は、その頂点ともいえる洗練された演出が冴えわたる稀代の傑作シリーズとなった。
さらに、シリーズ放送中の1981年7月4日『劇場版 あしたのジョー2』【18】も公開される。同年8月31日に最終回が放送されるシリーズに先駆けてラストシーンが描かれるという前代未聞の上映となった。しかもシリーズに先行するラストシーンは、シリーズとは異なる演出が施されている。

解説/注釈

【1】『あしたのジョー 劇場版』
1980年に公開されたアニメーション映画。TVアニメ『あしたのジョー』(1970-1971/全79話)を基に、1話から51話までを再構成している。主人公・矢吹丈と、トレーナー・丹下段平以外は、TVシリーズと異なるキャストが多い。
原作:高森朝雄・ちばてつや/監督・脚本:福田陽一郎/チーフディレクター:出﨑統//出演:あおい輝彦、藤岡重慶、細川俊之、檀ふみ、岸部シロー ほか
【2】あおい輝彦(あおい てるひこ)
俳優、歌手。TVアニメ『あしたのジョー』(TV『あしたのジョー2』、劇場版2作も含む)では、主人公・矢吹丈(ジョー)役を務めた。1962年にアイドルグループ「ジャニーズ」のメンバーとしてデビュー。グループ解散後は、歌手、俳優として活躍。代表作に、TVドラマ『冬の旅』(70)『水戸黄門』(88-00まで出演)、映画『犬神家の一族』(76)『二百三高地』(80)『大日本帝国』(82)などがある。
【3】野口征恒(のぐち まさつね)
アニメーター、あしたのジョー研究家。スタジオⅯ2所属。“あしたのジョー博士”として広く知られており、『あしたのジョー』ファンサイト「SOUL OF JOE」を運営している。練馬区立美術館で開催された「あしたのジョー、の時代展」(2014年)では、資料提供などで全面協力。『あしたのジョー』関連のイベントにも、多数登壇している。
アニメーターとしての参加作に、『PLUTO』『メガロボクス2』(作画監督)、『マイホームヒーロー』『女神のカフェテラス』(キャラクターデザイン)などがある。
【4】原作漫画『あしたのジョー』
週刊少年マガジンにて1967年から1973年まで連載された、高森朝雄氏(梶原一騎氏のこと。原作を担当)と、ちばてつや氏(作画)による漫画。元ボクサーの丹下段平にボクシングの才能を見出された矢吹丈は、少年鑑別所で宿命のライバル・力石徹と出会う。やがて二人はプロのリングで雌雄を決するが、力石は無理な減量がたたり、試合後に息を引き取る。苦悩の末に力石の死を乗り越えたジョーは、世界チャンピオンを目指して戦うことに。力石の死亡時には、作家の寺山修司の発案により講談社の講堂で葬儀が行われるなど社会現象となる。1970年に『あしたのジョー』、1980年に『あしたのジョー2』と、二度にわたってTVシリーズのアニメ化がされ、TVシリーズを基にした劇場版も制作された。
【5】高森朝雄(たかもり あさお)※梶原一騎(かじわら いっき)
漫画原作者、小説家、映画プロデューサーである、梶原一騎氏のこと。高森朝雄は梶原氏の別名義。スポーツや格闘技を題材とした「スポ根もの」を確立させ、多くの作品が映像化された。代表作に『巨人の星』『愛と誠』『タイガーマスク』『空手バカ一代』『プロレススーパースター列伝』など。
『あしたのジョー』では同時期に他の作品との兼ね合いから、原作者として「高森朝雄」の名義を使用した。1987年1月逝去。
※当サイトのTOPICSでは、「梶原一騎の“聖域”が開かれた日――練馬・大泉の豪邸、最初で最後の一般公開【見学レポート】」を掲載しています。
【6】ちばてつや
漫画家。1939年東京生まれ。少女漫画から青年漫画まで幅広く活躍。1968年に連載を開始した『あしたのジョー』(原作:高森朝雄※梶原一騎氏の別名義)は、時代を象徴する一大社会現象となった。そのほかの代表作に、『ハリスの旋風』『おれは鉄兵』『のたり松太郎』など。 2017年に練馬区名誉区民として顕彰された。2018年には日本漫画家協会会長に就任。 現在も練馬区に在住し、ビッグコミック誌にて『ひねもすのたり日記』を連載中。
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【7】虫プロダクション
アニメーション制作会社・虫プロダクションのこと。通称「虫プロ」。1961年に漫画家でアニメーターでもあった手塚治虫が設立し、1973年まで活動したアニメスタジオ「株式会社虫プロダクション」(旧)と、1977年に旧虫プロの労働組合を母体として設立された「虫プロダクション株式会社」(新)がある。ここでは虫プロダクション(旧)を指す。1963年に制作された日本初の30分枠連続TVアニメ『鉄腕アトム』は、日本のアニメビジネスの先駆けとなった。また、出﨑統氏や富野由悠季氏など、後のアニメ界をけん引する優れた人材を数多く輩出している。
※当サイトのアニメーションコンテンツ「練馬アニメーションサイト」内の「練馬のアニメスタジオの遺伝子 虫プロダクション編」でも詳しく紹介しています
【8】左近允洋(さこんじょう ひろし)
音響監督。吹替え演出の草分け的存在の1人で、アニメや外国TVドラマ、洋画など多数演出した。『あしたのジョー』では、あおい輝彦氏に、主人公・矢吹丈役をオファー。一度は断られるも、「あおいさんしか考えてない」と口説き落とし、本作の大ヒットに貢献している。
そのほかの代表作に、TVドラマ『刑事コロンボ』『ジェシカおばさんの事件簿』『特捜刑事マイアミ・バイス』、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ(テレビ朝日版)、『プレデター』(フジテレビ版)、アニメ映画『ブラック・ジャック 劇場版』(96)などがある。
2008年3月逝去。
【9】TVシリーズ『あしたのジョー2』
1980年から1981年まで全47話が放送されたTVアニメ『あしたのジョー』の続編。制作は東京ムービー(現 トムス・エンタテインメント)。原作の力石戦後からラストまでを描いた。力石徹との試合で、彼を死なせてしまったことから、対戦相手のテンプル(こめかみ)を打てなくなったジョー。だがベネズエラのボクサー・カーロスとの出会いにより再起し、ついには世界チャンピオンのホセ・メンドーサに挑む。
原作:高森朝雄、ちばてつや/演出:出﨑統/脚本:篠崎好、山崎晴哉、高屋敷英夫 ほか/出演:あおい輝彦、藤岡重慶、仲村秀生、中尾隆聖、宮村義人 ほか
【10】『宇宙戦艦ヤマト』劇場版
オフィス・アカデミーが制作し、1974年から1975年に全26話が放送されたTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト』の劇場版。放送終了後の再放送で人気が高まり、TVシリーズを再編集して1977年に公開され大ヒット。この大ヒットが「アニメブーム」の起爆剤となった。
1978年には劇場版第2作『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』を公開、同年10月からはTVシリーズ『宇宙戦艦ヤマト2』も放送された。その後もTVアニメや映画としてシリーズ化されたほか、小説や漫画、ゲーム、実写映画など多岐にわたり展開。2012年からはリメイク版も展開している。
原案:西﨑義展/監督:舛田利雄/脚本:藤川桂介、山本暎一/出演:富山敬、納谷悟朗、麻上洋子、伊武雅之(現・伊武雅刀)、平井道子 ほか
【11】テレビシリーズ作品 ※『あしたのジョー』
1970年から1971年まで全79話が放送されたTVアニメ。練馬区で執筆活動をしていた高森朝雄氏(梶原一騎氏のこと。原作を担当)と、ちばてつや氏(作画)による漫画が原作。アニメーション制作は、虫プロダクションが担当した。主人公・矢吹丈(ジョー)がボクシングに出会い、ライバル・力石徹との対決や死を乗り越え、ボクサーとして成長していく物語。本作では原作の中盤までが描かれている。
原作:高森朝雄・ちばてつや/チーフ・ディレクター:出﨑統/脚本:雪室俊一、山崎忠昭 ほか/出演:あおい輝彦、藤岡重慶、仲村秀生 ほか
※当サイト及び当サイトのアニメーションコンテンツ「練馬アニメーションサイト」では、『あしたのジョー』に関連したトピックスを掲載しています
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【12】出﨑統(でざき おさむ)
アニメーション監督。1943年東京都生まれ。学生時代から貸本漫画家として活躍。1963年に虫プロダクションに入社。翌年にはTVアニメ『鉄腕アトム』の原画担当になる。1970年のTVアニメ『あしたのジョー』で、初めてチーフディレクターを務める。1972年にはアニメ制作会社マッドハウスの設立に参加。TVアニメ『エースをねらえ!』(73-74)、『ガンバの冒険』(75)『家なき子』(77-78)、『宝島』(78-79)など多数の作品に関わる。1979年には完全新作の映画『劇場版 エースをねらえ!』で、長編映画を初監督した。1980年、TVアニメ『あしたのジョー2』制作を機にマッドハウスを離れ、スタジオあんなぷるを設立。TVアニメ『スペースコブラ』(82)、映画『SPACE ADVENTURE コブラ』(82)、『ゴルゴ13』(83)を発表。『おにいさまへ・・・』(91)からは手塚プロダクション制作作品にも関わるようになり、1993年からOVA『ブラック・ジャック』を手掛ける。2000年代には美少女ゲームが原作の映画『劇場版AIR』(05)、『劇場版CLANNAD』(07)など、自らの新境地となる作品を監督した。2011年4月逝去。 ※当サイトのアニメーションコンテンツ「練馬アニメーションサイト」内「練馬にいた!アニメの巨人たち」第5回第6回第7回第8回では、出﨑統監督をとりあげています
【13】福田陽一郎(ふくだ よういちろう)
TVディレクター、脚本家。ドラマからバラエティ、舞台まで、あらゆるジャンルの作品を手掛けた。『あしたのジョー』劇場版では、監督に抜擢されている。代表作に、TVドラマ『男嫌い』(63-64/演出・脚本)『離婚ともだち』(80/脚本・挿入歌作詞)、映画『さよなら、こんにちわ』(90/監督・脚本)など。2010年4月逝去。
【14】藤岡重慶(ふじおか じゅうけい)
俳優。TVアニメ『あしたのジョー』(TV『あしたのジョー2』、劇場版2作も含む)では、ジョーの指導者で丹下拳闘クラブの会長・丹下段平役を務めた。演劇・TVドラマなどで、強面の悪役として様々な作品で活躍した。晩年はバラエティ番組にも出演し、丹下段平に扮して演じたこともある。主な作品に、映画『嵐を呼ぶ男』(66)『戦争と人間』(70-73)『人生劇場』(83)、TVドラマ『事件記者』(58-66)『どてらい男』(73-75)『西部警察』(79-82)など。1991年7月逝去。
【15】細川俊之(ほそかわ としゆき)
俳優。劇場版『あしたのジョー』(80)『あしたのジョー2』(81)では、ジョーのライバル・力石徹役を務めた。1960年代から、映画、TV、舞台など、多数の作品に参加。独特な語り口や美声でも知られ、ラジオやナレーション、歌手としても活躍した。代表作に『エロス+虐殺』(70)『女囚さそり 701号怨み節』(73)『ラヂオの時間』(97)、TVドラマ『ムー一族』(78-79)『家なき子』(94)『八代将軍吉宗』(95)『向井荒太の動物日記 〜愛犬ロシナンテの災難〜』(01/ナレーション・ロシナンテの声)、ラジオ『ワールド・オブ・エレガンス』(76-93)など。2011年1月逝去。
【16】檀ふみ(だん ふみ)
俳優、エッセイスト。劇場版『あしたのジョー』(80)『あしたのジョー2』(81)では、ヒロイン・白木葉子役を務めた。1972年の映画『昭和残侠伝 破れ傘』で女優デビュー。1973年にはNHKのバラエティ番組『連想ゲーム』のレギュラー解答者に抜擢されると人気を博し、以後、映画やTVドラマで活躍する。代表作に、映画『青春の蹉跌』(74)『あいつと私』(76)『火宅の人』(86)『わが愛の譜・滝廉太郎物語』(93)、TVドラマ『日本の面影』(84)『花燃ゆ』(15)『セミオトコ』(19)など。
【17】岸部シロー(きしべ しろー)
タレント、俳優。劇場版『あしたのジョー』(80)『あしたのジョー2』(81)では、ジョーの鑑別所時代からの友人・マンモス西役を務めた。1969年に、グループサウンズ「ザ・タイガース」に加入し、人気を博す。解散後は、ワイドショーの司会者や俳優として活躍した。主な作品に、TVドラマ『どてらい男』(73-76)『西遊記』『西遊記Ⅱ』(78-80)『電車男』(05)、映画『刑事物語2 りんごの詩』(83)『映画 クロサギ』(08)、ワイドショー『ルックルックこんにちは』(84-98/司会)など。2020年8月逝去。
【18】『劇場版 あしたのジョー2』
1981年に公開された映画。前半は、TVシリーズ『あしたのジョー2』の再編集で、後半はTVシリーズに先行して制作されている。また、前作劇場版と同じく、主人公・矢吹丈と、トレーナー・丹下段平以外は、TVシリーズと異なるキャストが多い。
原作:高森朝雄、ちばてつや/監督・脚本:出﨑統/出演:あおい輝彦、藤岡重慶、細川俊之、檀ふみ、岸部シロー、ジョー山中、岡田真澄 ほか

【告知記事】《終了》「第48回練馬まつり上映会」を開催します。

映画「あしたのジョー 劇場版」

練馬区で執筆活動をしていた高森朝雄氏(原作)と、ちばてつや氏(漫画)による原作漫画を、同じく練馬区に所在した虫プロダクションがテレビアニメを制作した「あしたのジョー」の劇場版!
「映像∞文化のまち ねりま」とゆかりのあるこの作品を、「練馬まつり」でお楽しみください!

開催概要

【日時】
令和7年10月19日(日)
11時30分開演(11時開場)

【会場】
練馬文化センター大ホール

【チケット料金】
全席指定500円 車いす席250円(同伴者1名無料)

【上映作品】
「あしたのジョー 劇場版」(1980年/カラー/BD/153分)
アニメ史上に金字塔を打ち立てた不滅の名作が大画面に蘇る!!

声の出演:あおい輝彦(矢吹丈)、細川俊之(力石徹)、藤岡重慶(丹下段平)、檀ふみ(白木葉子)、岸部シロー(マンモス西)ほか

スタッフ:≪総指揮≫梶原一騎 ≪監修≫ちばてつや ≪監督・脚本≫福田陽一郎 ≪チーフ・ディレクター≫出﨑統 ≪製作≫川野泰彦 ≪音楽≫鈴木邦彦 ≪原作≫高森朝雄・ちばてつや(講談社刊)
【アフタートークイベント(30分、14時50分終了予定)】

ゲスト:あおい輝彦

ゲスト:あおい輝彦
1962年、ジャニーズ事務所の創立グループ「ジャニーズ」を結成。熱狂的人気を博す。解散後、俳優としてテレビドラマ「冬の旅」「赤ひげ」、大作映画「二百三高地」「犬神家の一族」など、多数出演。また、アニメ史上に残る「あしたのジョー」矢吹丈のアテレコ。歌手としても、「二人の世界」「あなただけを」「Hi-Hi-Hi」「センチメンタルカーニバル」等ヒット曲多数。1988年からは国民的人気番組「水戸黄門」で12年間、助さん役を好演、支持を受ける。

インタビュアー:野口征恒
千葉県出身。あしたのジョー研究家。スタジオⅯ2所属。アニメーターとしての参加作:「PLUTO」「メガロボクス2」(作画監督)、「マイホームヒーロー」「女神のカフェテラス」(キャラクターデザイン)。“あしたのジョー博士”として広く知られている。練馬区立美術館「あしたのジョー、の時代展」(2014年)資料提供・全面協力
https://soulofjoe.jp/ あしたのジョーファンサイト経営
【チケット購入方法等】
チケット購入方法や注意事項について、詳しくは練馬区ホームページをご覧ください。
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