映像∞文化のまち ねりま

イベント

令和7年度「ねりま漫画サロン」イベントレポート

2026.03.18

「ねりま漫画サロン」が開催、規模を拡大し2会場で実施

  • (向かって左から)石川サブロウ、高橋よしひろ
  • (向かって左から)わたべ淳、高見まこ、立野真琴
練馬区にゆかりのある漫画文化を発信するイベント「ねりま漫画サロン」が、2025年12月6日・7日(大泉学園ゆめりあホール)と、13日・14日(練馬文化センター)の計4日間にわたって開催された。2023年の初開催から3回目を迎えた今回は、これまで会場だった大泉学園ゆめりあホールに加え、新たに練馬文化センターでも開催されることに。本イベントが地域に定着しつつある様子がうかがえた。内容としては、トークショー、座談会「ねりま漫画家ミーティング」、練馬区ゆかりの漫画家の原画展示、ワークショップ、似顔絵コーナーなどなど。原画展では漫画家本人による展示ガイドも行われた。数々のイベントが催され、今年も来場者の関心を集めていた。

トークショー「高橋よしひろ&石川サブロウ」(6日)

高橋よしひろ

6日には大泉学園ゆめりあホールにて、高橋よしひろ【1】(代表作:『銀牙-流れ星 銀-』など)と石川サブロウ【2】(代表作:『北の土竜』など)によるトークショーが開催された。ともに大泉に住んでいたという両氏。練馬区にゆかりのある二人が、漫画家を志したきっかけや創作秘話を語り合った。

漫画家を志したきっかけ

中学卒業後に愛知県にあるトヨタの自動車工場で働き始めた高橋は、給料で漫画を買うようになり、そこで本宮ひろ志の『男一匹ガキ大将』【3】と出会う。幼少期に石川球太の『おおかみ王ロボ』【4】を読んだことも、漫画家を志すうえで重要な要素だったと述懐する。その1年半後に仕事を辞めて上京。当時の漫画雑誌には、ファンレターの宛先として漫画家の住所が記載されていたので、それを頼りにいきなり本宮のもとを訪ねてアシスタントを志願した。「今はアシスタントは埋まっているが、半年後にまた来てほしい」と伝えられ、半年後に原稿を持参した際笑顔でいたら先生に怒られてしまったが、先生のお兄さんがフォローしてくれて結果的に合格できた。そして本宮ひろ志のもとでアシスタントをしながらデビューを目指すようになったという。

石川サブロウ

石川も同様に行動派だ。高校中退後、デザイン会社に勤めていたが上司と喧嘩して退職。漫画家を目指そうと決意し、雑誌に載っていた連絡先に片っ端から電話をかけた。このとき永井豪のダイナミックプロ【5】から「遊びにおいで」と声をかけられ、持参した原稿で即採用となった。ただし諸事情から1週間で退職し、その後1年ほどパチンコ三昧の日々を送る。あるとき、「なんで東京に出てきたんだろう」とふと我に返り、一念発起して集英社に原稿を持ち込み、デビューへの道が開けたとの話だった。

二人の出会いは集英社の執筆室だった。石川は「少年ジャンプ編集部の下に新人作家が缶詰になる執筆室があった。車田正美【6】(代表作:『リングにかけろ』など)、村上もとか【7】(代表作:『六三四の剣』など)、江口寿史【8】(代表作:『すすめ!!パイレーツ』など)らが集まっていた」と証言し、同世代の漫画家たちがしのぎを削りながら交流を深めていた様子がうかがえた。

代表作創作秘話

高橋よしひろ

それぞれの代表作についての秘話も興味深い。『銀牙-流れ星 銀-』【9】は連載初期に人気が低迷した時期があったと高橋は明かす。打ち切りの危機を打開したのは、意外なアイデアであった。「どうせ終わるならと思い、犬にセリフをしゃべらせたんですよ」。これが読者に受け入れられ、急激に人気が上昇したという。また、当初はヒグマの赤カブトが築いた牙城に犬たちが立ち向かうところで完結を迎える予定だったが、編集部から続行を要請され「重箱の隅をつつくような感じで(赤カブトとのバトルを)描いたらウケた」とのことであった。

石川サブロウ

石川の代表作『北の土竜』【10】は、会社に勤めていた時に知り合った友人をモデルに主人公のキャラクターを創作したとの裏話を明かしていた。連載継続を編集部から要請された点は高橋と同様で、もともとは10巻で完結する予定が、編集部から「延ばしてほしい」と要請され、結果的に21巻まで続いたそうだ。「棺に薔薇を入れるシーンだけで4週続けて、読者アンケート(人気投票)で2位をとった回もあった。連載をしている当時は、もう自分でもよくわからない状態だった」と笑う。
漫画家として成功を実感した瞬間について、高橋は「『銀牙-流れ星 銀-』がアニメ化されたときに認められた気がした」と語る。石川は尊敬するちばてつや【11】から『がばい―佐賀のがばいばあちゃん―(原作:島田洋七)』【12】を褒められたときを挙げた。『いいの描いているね』と言われて、仲間になれた気がした」。 時代の空気を感じさせる貴重な証言の数々に、会場は熱心に聞き入っていた。

座談会「ねりま漫画家ミーティング」

(向かって左から)わたべ淳、高見まこ、立野真琴

13日に練馬文化センターの集会室で開催された座談会「ねりま漫画家ミーティング」には、わたべ淳【13】(代表作:『ホウキとオートバイ』など)、高見まこ【14】(代表作:『いとしのエリー』など)、立野真琴【15】(代表作:『ホス探へようこそ』など)の3人が登壇した。トークテーマは「私のアシスタント時代とデビュー」。わたべと高見は手塚プロダクション【16】に同期として入社した当時のことを、立野は美内すずえ【17】(代表作:『ガラスの仮面』など)のアシスタント時代の思い出話を披露した。

アシスタント時代の思い出

わたべ淳

1978年に手塚プロダクションに入社したわたべは、もともとはデザインの専門学校を出たあとに、かつて存在していた月刊漫画誌「マンガ少年」(朝日ソノラマ)の編集部に原稿の持ち込みをしていたところ、手塚プロダクションがアシスタントを募集していることを教えてもらい、応募したら採用されたという。同期の高見は美大の短大に通っていたが、将来の仕事が具体的にイメージできず悩んでおり、友人から手塚プロダクションの募集情報が少年誌に掲載されていることを教えてもらい、持ち込み用に描いていた原稿を送って採用されたと振り返っていた。これに対し、立野のキャリアは少し異なる。中高時代から「花とゆめ」(白泉社)に投稿を続け、高校卒業時に担当編集者がつき、その編集者の紹介で美内すずえのアシスタントとして2年間働くことになった。

師匠との関係

(向かって左から)高見まこ、立野真琴

師匠との関係については、わたべは「手塚(治虫)先生とお話する機会はほとんどなかった」と、大所帯で会社組織の手塚プロダクションならではの事情を説明した。わたべ、高見の両名にとって手塚治虫は「神様のような存在」であり、「手塚プロダクションに入れなかったら今の自分はない」と口を揃えて感謝を述べた。一方の立野は、美内のアシスタントは2年間の契約だったと明かし、2年契約終了を機に白泉社のアテナ新人大賞に応募し、そこからデビューまでの道が開けたと振り返る。また、立野は美内と交わした約束があると打ち明けていた。実は美内のもとから巣立つ際に「『ガラスの仮面』【18】の最終回には手伝いに来てね」とお願いをされたという。「あれから40年、まだ連載は続いていますが、最終回はぜひお手伝いに行きたい」との立野の言葉に、会場は温かい笑いに包まれた。
それぞれが異なる師匠のもとで学び、異なる道を歩んできた3人の漫画家。アシスタント時代の苦労、そして今も続く師匠への感謝が感じられるトークイベントとなった。

原画展示+展示ガイド

展示風景

大泉学園ゆめりあホールのゆめりあギャラリーおよび練馬文化センター内のギャラリーには、それぞれの開催日に漫画の原画展示コーナーが設けられた。原画の提供には練馬ゆかりの漫画家集団「ぽけまん」【19】(代表:石川サブロウ)のメンバーが協力しており、ちばてつやや村上もとかをはじめとする総勢27名、合計49点もの原画・複製原画が展示された。すべての原画・複製原画が写真撮影およびSNSへのアップロードが許可されていたため、来場者たちは展示作品を鑑賞しながらもスマートフォンなどで写真撮影に勤しんでいた。なお、ギャラリー内には展示作品のコミックスの現物も手に取れるように展示されていたので、作品の連載時をリアルタイムで知る来場者からは当時を懐かしむ様子が見て取れた。

展示ガイドを務めた本庄敬

なお、ギャラリーではプロの漫画家による展示ガイドも行われた。6日には本庄敬【20】(代表作:『蒼太の包丁 銀座・板前修業日記』など)、13日にはあおきてつお【21】(代表作:『緋が走る(原作:ジョー指月)』など)がガイドを担当し、原画の見どころや自身の漫画家としてのキャリアについての解説を行った。
6日は本庄敬が展示ガイドを務め、石川サブロウや星野之宣【22】などの漫画家とのエピソードを交えながらガイドを進めた。本庄と同郷の漫画家・さとう輝【23】(代表作:『江戸前の旬』)が飛び入り参加し、本庄の代わりに解説する場面も。終始笑いが絶えないガイドとなった。

展示ガイドを務めたあおきてつお

13日に展示ガイドを務めたあおきてつおは、萩尾望都【24】に憧れて少女漫画誌に投稿してキャリアをスタートさせたことや、『緋が走る』【25】『島根の弁護士(原作:香川まさひと)』【26】など自分の作品が実写ドラマ化されたときの裏話などを披露していた。

ワークショップ

ワークショップ

6日には大泉学園ゆめりあホール7階ギャラリー奥のスペースにて、13日には練馬文化センターの集会室でワークショップ「キャラクターを描いてみよう」が開催された。プロの漫画家が講師となって参加者(事前申込制)に漫画のキャラクターの描き方を教えるワークショップであり、参加者は配付された色紙に任意のキャラクターを描いていた。講師を務めたのは下條よしあき【27】(代表作:『マイコン刑事(原作:鷹見吾郎)』など)、近藤たかし【28】(代表作:『漫画版 論語と算盤(原作:渋沢栄一)』など)、のむらしんぼ【29】(代表作:『つるピカハゲ丸』など)、高見まこの4名。いずれも前年から引き続いて講師を担当し、慣れた様子で参加者たちに画材の使い方やキャラクター風の絵の描き方をレクチャーしていた。参加者が画材に親しみ、楽しんで描くことに主眼が置かれており、その趣旨はのむらの「漫画は遊びだから」との説明にあらわれていた。親子での参加者たちは和気あいあいとした雰囲気で下絵からペン入れ、イラストマーカーを使った彩色までの一連の流れを体験していた。

似顔絵コーナー

似顔絵コーナー

7日と14日には、ワークショップと同じスペースで「似顔絵コーナー」が開催された。似顔絵イラストは、下條よしあき、のむらしんぼ、高見まこ、鈴木みつはる【30】、あおきてつおの5名が担当。整理券を求めて朝から長蛇の列ができるほどの人気ぶり。漫画家との会話を楽しみながら、自身の似顔絵が徐々に仕上がっていく様子を見ることができ、参加者は皆、大満足の様子だった。

解説/注釈

【1】高橋よしひろ(たかはし よしひろ)さん
漫画家。1972年『下町弁慶』で漫画家デビュー。『銀牙 -流れ星 銀-』で第32回小学館漫画賞を受賞。令和3年に横手市増田まんが美術館の2代目名誉館長に就任。かつて練馬区に在住。代表作に『白い戦士ヤマト』(76-88)『銀牙伝説WEED』(99-09)など。現在は週刊漫画ゴラクにて『~銀牙伝説~レクイエム』を連載中。
【2】石川サブロウ(いしかわ さぶろう)さん
漫画家。1974年に第7回手塚賞で佳作を受賞した『立ち読み厳禁』で商業誌デビュー。代表作に 『北の土竜』(81-85)『蒼き炎』(89-94)『ゆきのいろ』(01-03)『がばい-佐賀のがばいばあちゃん-』(原作:島田洋七/05-10)『神様のカルテ』(原作:夏川草介/10-11)『ゆいっこ』(14-18)などがある。現在は「株式会社ぽけまん」の代表も務めている。
【3】本宮ひろ志(もとみや ひろし)さん
漫画家。創刊初期の「週刊少年ジャンプ」を支えた功労者の一人で、『男一匹ガキ大将』(68-73)から『赤龍王』(86-87)まで11作の週刊連載は少年ジャンプ歴代最多記録を誇る。1994年に連載を開始した『サラリーマン金太郎』はシリーズ累計発行部数3000万部を超える大ヒットとなり、TVドラマや映画、TVアニメ化もされた。このほかの代表作に『俺の空』(76-78)『硬派銀次郎』(75-78)など。
『男一匹ガキ大将』は、ケンカに明け暮れる少年・戸川万吉が、日本中の不良を従える総番に上り詰める姿を描き大ヒット。1969年にはTVアニメ化、1971年には実写映画版が製作された。
【4】石川球太(いしかわ きゅうた)さん
漫画家。1955年に『珍消防隊』で雑誌デビュー。動物をテーマにした作品を多く描いている。代表作に『ザンバ』(62-64)『魔犬ムサシ』(65)『牙王』(65-66)『原人ビビ』(66-67)『野生犬サボ』(68-69)『狼ジンギス汗』(70-71)『巨人獣』(71)『ウル』(76-77)など。
『おおかみ王ロボ』は、アメリカの博物学者アーネスト・トンプソン・シートンによる『シートン動物記』の一編「狼王ロボ」を漫画化したもの。家畜を襲う狼たちを束ねる古狼・ロボと人間との知略を巡らした戦いを描く。1965年7月号「小学三年生」に掲載された。
【5】ダイナミックプロ
『マジンガーZ』(72-73)『デビルマン』(72-73)『キューティーハニー』(73-74)をはじめ、数々の大ヒット作を生み出してきた漫画家・永井豪氏の制作プロダクション。
【6】車田正美(くるまだ まさみ)さん
漫画家。1974年に週刊少年ジャンプにて『スケ番あらし』でデビュー。『リングにかけろ』(77-81)『風魔の小次郎』(82-83)『男坂』(84-85)『聖闘士星矢』(86-90)『SILENT KNIGHT翔』(92)などの作品で、週刊少年ジャンプの黄金期を支えた功労者の一人。そのほかの作品に『B’T-X』(94-00)『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』(06-24)『藍の時代 一期一会』(15)など。
【7】村上もとか(むらかみ もとか)さん
漫画家。1951年東京生まれ。カーレース、クライミング、剣道、ボクシング、幕末医療、少女漫画史等々、さまざまなジャンルの作品を描き、実力派漫画家として活躍。代表作に『六三四の剣』(81-85)『JIN-仁-』(00-10)『侠医冬馬』(18-25)など。2023年4月、石神井公園ふるさと文化館の館長に就任。
※当サイトのコラム ねりま×映像∞文化『「逆境で輝く魂の物語」を紡ぐ村上もとか』では、村上もとかさんとその作品について紹介しています。また、イベントページでは、2023年に開催された「ねりま漫画サロンinゆめりあホール」での「ちばてつや先生×村上もとか先生」トークイベントも紹介しています。
【8】江口寿史(えぐち ひさし)さん
漫画家・イラストレーター。1977年に発表した『恐るべき子どもたち』がヤングジャンプ賞に入選、週刊少年ジャンプに掲載され漫画家デビューを果たす。同年から1980年に連載された『すすめ!!パイレーツ』、1981年から1983年に連載された『ストップ!! ひばりくん!』は江口氏の代表作となった。イラストレーターとしても、数々の作品を発表している。
【9】『銀牙 -流れ星 銀-』
1983年から1987年に週刊少年ジャンプにて連載された、高橋よしひろ氏の代表作。熊犬(熊狩りの訓練を受けた狩猟犬)として育てられた秋田犬・銀が全国を旅しながら仲間を集め、巨大熊・赤カブトとその配下に立ち向かう姿を描く。犬同士の会話を人間の言葉に置き換え、熱いドラマを描いたことが支持を得て大ヒット。1986年にはTVアニメ化もされた。関連作品に『銀牙伝説WEED』(99-09)『銀牙〜THE LAST WARS〜』(15-18)『銀牙伝説ノア』(19-22)などがある。
【10】『北の土竜』
1981年から1985年に週刊ヤングジャンプにて連載された、石川サブロウ氏の代表作の一つ。画家を目指す青年・堂本繁が、様々な出会いや出来事を重ねながら、成長していく姿を描く。
【11】ちばてつや さん
漫画家。1939年東京生まれ。少女漫画から青年漫画まで幅広く活躍。1968年に連載を開始した『あしたのジョー』(原作:高森朝雄※梶原一騎氏の別名義)は、時代を象徴する一大社会現象となった。そのほかの代表作に『ハリスの旋風』(65-67)『おれは鉄兵』(73-80)『のたり松太郎』(73-98)など。 2017年に練馬区名誉区民として顕彰された。2018年には日本漫画家協会会長に就任。 現在も練馬区に在住し、ビッグコミック誌にて『ひねもすのたり日記』を連載中。
※当サイト及び当サイトのアニメーションコンテンツ「練馬アニメーションサイト」では、ちばてつや先生に関連した記事を多数掲載しています

〈映像∞文化のまち ねりま〉
「ねりま漫画サロンinゆめりあホール」レポート
ねりま映像人インタビュー 第39回 ちばてつや先生 前編
ねりま映像人インタビュー 第40回 ちばてつや先生 後編

〈練馬アニメーションサイト〉
「あしたのジョー、の時代展」開催記念 ちばてつや先生特別インタビュー!
「ちばてつや、あしたのジョーを語る」が開催されました
練馬区独立70周年記念式典で、ちばてつや先生が名誉区民として顕彰されました
ちばてつや先生も来場!連載開始50周年記念《あしたのジョー展》開催中!
第22回手塚治虫文化賞 贈呈式・記念イベントが開催されました
【12】『がばい―佐賀のがばいばあちゃん―』
2005年から2010年にビジネスジャンプにて連載された、石川サブロウ氏の代表作の一つ。原作は、漫才師・島田洋七氏による同名小説。戦後の動乱期を舞台に、佐賀に住む祖母に預けられた少年・昭広が、「がばい」(すごい)ばあちゃんに圧倒されながらもスクスクと成長してゆく姿を描く。
【13】わたべ淳(わたべ じゅん)さん
漫画家。昭和55年『海へ…』で漫画家デビュー。数多くの作品を生み出し、漫画専門学校で講師を務めた経歴も持つ。主な作品に『横浜ラブ・コネクション』(81-82)『レモンエンジェル』(88-90)『風にヨロシク!』(90-93)『ライジング』(01~)など。
【14】高見まこ(たかみ まこ)さん
漫画家。手塚治虫作品に影響を受け、漫画家を目指すべく手塚プロダクションに就職。1980年に『みどりのラブ・ステップ』で商業誌デビューする。1984年に連載スタートした『いとしのエリー』は女教師と生徒の恋愛を描き大ヒット、1987年には映画化もされる自身の代表作となった。その他の作品に『ふたりの気持ち』(92-94)『ロマンス』(97-00)『不如帰』(原作:徳冨蘆花/06)などがある。
【15】立野真琴(たての まこと)さん
漫画家。1986年に『ゆられてたまごBoys』で漫画家デビュー。以降、練馬区に在住し、現在も複数の作品を執筆中。主な作品に『そりゃないぜBABY』(94-97)『カードの王様』(99-04)『ホス探へようこそ』(08-10)『YELLOW/R』(11-14)など。
【16】手塚プロダクション
手塚治虫作品の著作権管理とアニメーション制作を主な業務としているプロダクション。1968年に手塚治虫氏が漫画制作・管理のための会社として設立したのが始まり。これにより虫プロはアニメ制作、手塚プロはマンガ制作と、その仕事を切り分けた。1971年に手塚氏は虫プロ社長を退任、手塚プロ内にアニメ部門が作られた。虫プロ倒産後は、手塚作品のアニメ化の他、一般的なアニメスタジオとしての業務も行っている。虫プロ出身者の多いアニメスタジオであるマッドハウスやMAPPA、M2制作の作品では、制作協力や共同制作を行うなど、関係も深い。
【17】美内すずえ(みうち すずえ)さん
漫画家。1967年に『山の月と子だぬきと』で別冊マーガレット(集英社)の金賞を受賞し、高校生マンガ家としてデビュー。1976年から連載を開始した『ガラスの仮面』は、演劇マンガの金字塔として不動の人気を誇り、舞台やアニメ、ドラマ化された。
【18】『ガラスの仮面』
現在も連載が続く、美内すずえの代表作。天才少女・北島マヤと宿命のライバル・姫川亜弓が、演劇界の幻の名作「紅天女」の主役の座をめぐって競い合う物語。
【19】「ぽけまん」
代表を石川サブロウ氏が務め、プロの漫画家が集い運営している会社。「漫画の力を信じて様々なシーンで貢献していく」という理念の元、漫画関連イベントへの参加や企業とのタイアップ、復興事業への支援などを行っている。公式サイトでは、無料まんがの配信や高精細複製原画作成の協賛もしている。
公式サイト:https://pokeman.co.jp/
【20】本庄敬(ほんじょう けい)さん
漫画家。石川サブロウ氏のアシスタントを経て、1986年に『北へー君への道ー』で手塚賞に準入選し商業誌デビュー。代表作に『蒼太の包丁 銀座・板前修業日記』(原作:末田雄一郎/03-13)『ハルの肴』(原作:末田雄一郎/13-15)『隠密包丁〜本日も憂いなし〜』(原作:花形怜/15-16)『新・蒼太の包丁』(原作:末田雄一郎/17~)『羆撃ちのサムライ』(原作・シナリオ:井原忠政/22-24)など。(※「庄」の正式表記は「庄」に「、」)
【21】あおきてつお さん
漫画家。同人漫画家としての活動を経て、1980年に『10月のメモリー』で商業誌デビュー。読み切りや短期連載を経て、『気ままにウルフ』(82-86)で初の長期連載を手掛けた。以降、少年誌や青年誌をはじめ、教育漫画や学習漫画など広い分野で活躍。日本古代史をテーマにしたエッセイなども発表している。2022年からは日本大学芸術学部文芸学科の非常勤講師も務めている。代表作に『緋が走る』(原作:ジョー指月/92-98)『島根の弁護士』(原作:香川まさひと※第66話まで/シナリオ協力:春木修※第67話以降/04-08)『ショパンの事件譜』(原作:北原雅紀/14-20)『新版 学習まんが 日本の歴史』(4,5巻の作画を担当、シナリオ:三条和都/22)など。
【22】星野之宣(ほしの ゆきのぶ)さん
漫画家。1975年に短編『鋼鉄のクイーン』でデビュー、『はるかなる朝』で第9回手塚賞に入選。1976 年には出世作となる『ブルーシティー』を連載。以降、SF作品や伝奇作品を精力的に発表している。代表作に『2001夜物語』(84-86)『ヤマタイカ』(86-91)『宗像教授シリーズ』(94~)など。また、J.P.ホーガンの『星を継ぐもの』や、半藤一利の『日本のいちばん長い日』のコミカライズも手掛けている 。 『2001夜物語』は1987年と2009年にアニメ化、『宗像教授伝奇考』は2003~07年に3度TVドラマ化された。
【23】さとう輝(さとう てるし)さん
漫画家。1983年に月刊少年ジャンプにてデビュー。1999年より連載中の『江戸前の旬』(原作・原案/九十九森)は 既刊131巻(2025年12月現在)のほか、特別編や外伝なども展開する代表作となった。
【24】萩尾望都(はぎお もと)さん
漫画家。1969年に『ルルとミミ』でデビュー。1970年から1973年にかけては、漫画家・竹宮惠子氏と仲間たちが集まる練馬区南大泉の共同アパート・通称「大泉サロン」で執筆活動をしていた。1976年の 第21回小学館漫画賞〈『ポーの一族』(72~)『11人いる!』(75)〉、1997年の第1回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞〈『残酷な神が支配する』(92-01)〉、2006年の第27回日本SF大賞〈『バルバラ異界』(02-05)〉などを受賞。2012年には少女漫画家として初めて紫綬褒章を受章した。
【25】『緋が走る』
1992年から1998年まで連載された、あおきてつお氏の代表作の一つ。原作は、ジョー指月氏が担当している。「緋色の器」を残し亡くなった陶芸家・松本竜雪の娘である松本美咲が、「緋」に魅せられ陶芸家として成長していく姿を描く。1999年にTVドラマ化されたほか、続編の『美咲の器-それからの緋が走る-』(99-04)も執筆された。
【26】『島根の弁護士』
2004年から2008年まで連載された、あおきてつお氏の代表作の一つ。第66話までは香川まさひとが原作を担当、第67話からは春木修がシナリオ協力を務めた。島根県に赴任してきた新米弁護士・山崎水穂が、様々な事件と向き合いながら、成長してゆく姿を描く。2007年にはTVドラマ化もされた。
【27】下條よしあき(しもじょう よしあき)さん
漫画家・編集者。雑誌「COM」の影響を受け漫画家を志す。1968年より漫画家・宮谷一彦氏のアシスタントを務め、1971年に短編『傷だらけの墓標』でデビュー。その後、ほんまりう氏、かわぐちかいじ氏のアシスタントを経て連載した『雨の朝サブは』(原作:梶原一騎/79-81)や『マイコン刑事』(原作:鷹見吾郎/82-85)で人気を博す。近年では趣味であるゴルフや釣りを題材にした作品を描きながら、編集者としても活躍している。
【28】近藤たかし(こんどう たかし)さん
漫画家・漫画原作者。村上もとか氏に師事し、1999年スーパージャンプにて『エール』でデビュー。歴史漫画や学術系のコミカライズなどを執筆。代表作に『政談』(18)『最大多数の最大幸福 道徳および立法の諸原理序説より』(18)『漫画版 論語と算盤』(原作:渋沢栄一/19)など。現在は、ヤンジャン!にて連載中の『境界のエンドフィール』の原作者としても活躍している。
【29】のむらしんぼ さん
漫画家。大学在籍中に似顔絵かきのアルバイトをしていたところ、弘兼憲史氏に声を掛けられアシスタントになる。1979年に月刊コロコロコミックにて『ケンカばんばん』でデビュー。翌年から同誌で『とどろけ!一番』を連載しヒット作となる。1985年からは『つるピカハゲ丸』の連載を開始、累計500万部を売り上げる代表作の1つとなった。現在は、月刊コロコロコミックの創刊から黎明期を振り返るノンフィクション作品『コロコロ創刊伝説』を執筆している。
【30】鈴木みつはる(すずき みつはる)さん
漫画家。代表作に『小学館版 学習まんが人物館 ゴッホ』(96)『パチンコ一直線』(12-15)など。涼原ミハル名義でも活動しており、『まんがでわかる 新渡戸稲造「武士道」』(著:岬龍一郎、シナリオ:朝日文左/15)『敏感すぎて、「毎日がしんどい」を解決する5つのメンタル術』(原案:ゆうきゆう/18)『コミック版「逆説の日本史」中世鳴動編』(原作・脚本:井沢元彦/23)などを手掛けている。

《終了》区ゆかりの漫画家によるトークショーや展示を行う「ねりま漫画サロン」を開催します!

練馬区には多くの漫画家が居住しており、これまで数々の名作が生み出されてきました。そして、それらを原作とした映像作品も多くの方々に愛されています。そこで今回、区の特色である漫画を活かしたイベントを開催します。

開催概要

【開催期間】
①令和7年12月6日(土)・7日(日)
②令和7年12月13日(土)・14日(日)

【時間】
10時から18時

【会場】
①大泉学園ゆめりあホールおよびギャラリー(練馬区東大泉1-29-1)
②練馬文化センター集会室およびギャラリー(練馬区練馬1-17-37)

【料金】
無料

原画展示

原画展示

村上もとか先生をはじめ、区ゆかりの漫画家総勢27名の原画や複製原画を49点展示

原画展示ガイド

原画展示ガイド

作品の解説、漫画や練馬にまつわる話、経験談等を交えた漫画家によるガイドを実施

日時

会場

漫画家

12月6日(土)12時30分~

大泉学園ゆめりあギャラリー

本庄敬先生

12月13日(土)12時30分~

練馬文化センターギャラリー

あおきてつお先生


【定員】
各回10名

【申込】
当日10時より整理券を配布

似顔絵コーナー

似顔絵コーナー

プロの漫画家がオリジナルのタッチで似顔絵を描いてプレゼント
【日時】
令和7年12月7日(日)・14日(日)10時~17時

【定員】
各日60名程度

【申込】
当日枠ごとに整理券を配布
・前半枠(10:15~13:30):10時配布開始
・後半枠(14:00~17:00):13時30分配布開始

【漫画家】
・下條よしあき先生
・のむらしんぼ先生
・高見まこ先生
・鈴木みつはる先生
・あおきてつお先生

トークショー

【日時】
令和7年12月6日(土)14時から15時

【ゲスト】
高橋よしひろ先生、石川サブロウ先生

【会場】
大泉学園ゆめりあホール(練馬区東大泉1-29-1)

【料金】
無料

【対象】
小学生以上

【申込期間】
令和7年12月4日(木)まで

【申込方法】
申込方法:申込方法等の詳細は、練馬区ホームページをご確認ください。

高橋よしひろ先生 × 石川サブロウ先生

高橋よしひろ先生

高橋よしひろ先生
昭和28年生まれ、秋田県出身。47年「下町弁慶」で漫画家デビュー。「銀牙-流れ星 銀-」で第32回小学館漫画賞を受賞。令和3年に横手市増田まんが美術館の2代目名誉館長に就任。かつて練馬区に在住。主な作品に「白い戦士ヤマト」、「銀牙-流れ星 銀-」、「銀牙伝説WEED」など。週刊漫画ゴラクにて「~銀牙伝説~レクイエム」連載中。

石川サブロウ先生

石川サブロウ先生
昭和28年生まれ、北海道出身。49年「立ち読み厳禁」で第7回手塚賞佳作を受賞、同作品で漫画家デビュー。長く練馬に在住し、多くの作品を生み出している。主な作品に「北の土竜」、「神様のカルテ」(原作:夏川草介)、「がばい-佐賀のがばいばあちゃん-」(原作:島田洋七)など。

公開座談会「ねりま漫画家ミーティング」

【日時】
令和7年12月13日(土) 14時から15時

【ゲスト】
わたべ淳先生、高見まこ先生、立野真琴先生

【会場】
練馬文化センター集会室(練馬区練馬1-17-37)

【料金】
無料

【対象】
小学生以上

【申込期間】
令和7年12月4日(木)まで

【申込方法】
申込方法:申込方法等の詳細は、練馬区ホームページをご確認ください。

わたべ淳先生 × 高見まこ先生 × 立野真琴先生

わたべ淳先生

わたべ淳先生
東京都出身。昭和55年「海へ…」で漫画家デビュー。数多くの作品を生み出し、漫画専門学校で講師を務めた経歴も持つ。主な作品に「横浜ラブ・コネクション」、「レモンエンジェル」、「風にヨロシク!」、「ライジング」など。

高見まこ先生

高見まこ先生
東京都出身。昭和55年「みどりのラブ・ステップ」で漫画家デビュー。58年~62年にかけて連載した「いとしのエリー」は映画化もされた。主な作品に「いとしのエリー」、「ふたりの気持ち」、「ボクの彼女」、「BABY BEAT」など。

立野真琴先生

立野真琴先生
富山県出身。61年「ゆられてたまごBoys」で漫画家デビュー。以降、練馬区に在住し、現在も複数の作品を執筆中。主な作品に「そりゃないぜBABY」、「カードの王様」、「ホス探へようこそ」、「YELLOW」など。

ワークショップ

ワークショップ

【日時】
①令和7年12月6日(土)10時30分から12時
②令和7年12月6日(土)13時30分から15時
③令和7年12月13日(土)10時30分から12時

【会場】
①②:大泉学園ゆめりあギャラリー(練馬区東大泉1-29-1)
③:練馬文化センター集会室(練馬区練馬1-17-37)

【料金】
無料

【対象】
小学生以上

【申込期間】
令和7年12月4日(木)まで

【申込方法】
申込方法:申込方法等の詳細は、練馬区ホームページをご確認ください。

宝くじ

この事業は、宝くじの社会貢献広報事業として、宝くじの受託事業収入を財源として実施しているコミュニティ助成事業であり、宝くじの助成金で実施する事業です。
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