映像∞文化のまち ねりま

ねりま映像人インタビュー

第46回 長谷川圭一さん 後編

第46回 長谷川圭一さん 後編

2026.10.20

こちらのコンテンツは、是非音声版でお楽しみください

練馬にゆかりの映像人の皆様にお話を伺い、練馬と映像文化の関わりを紹介する「ねりま映像人インタビュー」のダイジェストテキストです。
音声版は更に内容が充実しています。是非お聴きください。
ゲストは前回に引き続き、脚本家の長谷川圭一さん。
今回はアニメ作品の脚本を手掛けるようになった経緯や、『仮面ライダー』シリーズへの参加、そして『SSSS.GRIDMAN』のお話を中心に伺います。

—— 1998年の『デビルマンレディー』【1】で初めてアニメ作品に参加されました。それまで実写の助監督、美術スタッフ、脚本を務められていましたが、アニメの脚本を書くにあたり、実写との違いを感じられましたか?

長谷川:『デビルマンレディー』には、『ウルトラマンティガ』【2】や『ウルトラマンガイア』【3】でお世話になった小中千昭さん【4】が呼んでくれたんです。
当時の実写はCGも出始めた頃で、できることが限られていましたから、「アニメだったら書いたことがなんでもできるのかな?」と思ってすごくワクワクしたんですよ。いざ始めると意外とそうでもなく、いろんな場面を書くと、設定画を描く時間もお金もかかるので、やはり制限があって。「いいプロット書けたな」と思って出したら、「できるわけねえだろっ!」と怒られました(笑)。
今ならCGも使えるので、あのプロットも通ったかもしれないですけど、当時はまだ手描きセルの時代でしたからね。そういうアニメの限界も知りました。でも、『デビルマンレディー』は割と怪奇性の強い作品だったので、「ウルトラ」ではできないところまで踏み込んだ描写を書けたのは良かったですね。
その翌年の『THEビッグオー』【5】も千昭さんがメインライターで、一緒に書かせてもらいました。『ASTRO BOY 鉄腕アトム』【6】は小中和哉さん【7】が呼んでくれたのかな。だからアニメもウルトラチームの縁がきっかけですね。

—— そして、2009年の『仮面ライダーW』【8】から、仮面ライダーシリーズ【9】に参加されました。

長谷川:脚本家の隅沢克之さん【10】がすごく大きく関わっているんです。『ガイア』の後番組の『ゾイド -ZOIDS-』【11】というアニメ作品に参加したのですが、そのシリーズ構成を務められていたのが隅沢さんで、脚本チームに入って仲良くさせていただきました。その縁で『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』【12】にも声を掛けていただき、そこで三条陸さん【13】と出会って、『ゲゲゲの鬼太郎』(第5期)【14】に繋がるんです。鬼太郎5期の放送が終わった頃に三条さんに「お疲れ様でした」と連絡を入れたら、「次、ライダーやるんだけど、やりませんか?」と声をかけてもらって。それで初めて仮面ライダーに参加することになったんです。
でも、平成ライダー【15】はすごい人気だったので、「あそこに参加できるのか!」という嬉しさと、「大丈夫かな?」と緊張しながらも、プロットをいくつか書いて送りました。そのうちの1つが採用されて、それからは三条さんと二人三脚、2人で1人の仮面ライダーみたいな感じで書いていきました。

—— ご自身が書かれた「仮面ライダー」が実際の映像になって、どんな感慨をお持ちになりましたか?

長谷川:最初に感動したのが、脚本で「変身」と書いた時ですね。
完成品もすごくて。円谷作品とは違って等身大ということもあるし、アクションがメインだったり、撮り方や監督の感覚もちょっと違ってすごく新鮮で感動しました。
『ティガ』と『W』という、ちょうど両シリーズの節目のようなところに参加できたのは、すごくラッキーだったなと思います。

—— その後、『フォーゼ』【16】、『ドライブ』【17】、『ゴースト』【18】、『セイバー』【19】、2023年の『ガッチャード』【20】ではメインライターという形で参加されています。

長谷川:塚田プロデューサー【21】と高橋プロデューサー【22】とのご縁が大きかったですね。
高橋さんが『セイバー』のプロデューサーの時にAPだった湊君【23】が、プロデューサーに昇格して初めての作品が『ガッチャード』だったんです。

—— 『ガッチャード』は、どんな仮面ライダーにしたいと考えられたのでしょうか?

長谷川:湊君から「次は僕がメインPでやるので、長谷川さんに参加してほしい」とお声がけしてもらっていたのですが、それから3~4か月後に電話がかかってきて、「1・2話書いてください!」と言われて。準備が進んでいる頃で時間もなく、東映が用意してくれた雛形をベースに、こちらからも宝太郎とりんねの関係とか、三姉妹のアイデアを出したりして、最初は突貫だったんですよ。でも、「カードは何話で何を出す」というスケジュールは決まっているので、それに合わせて話を作りました。プロレスの話を書いた時は、僕自身がプロレスを知らなかったので勉強のために『タイガーマスク』のアニメ最新版(『タイガーマスクW』【24】)をあわてて見たりとか、最初はバタバタして落ち着かなかったですね(笑)。

—— 全話を1人で書かれた『SSSS.GRIDMAN』【25】、『SSSS.DYNAZENON』【26】、そして『グリッドマン ユニバース』【27】ですが、作品に参加することになった経緯をお聞かせいただけますか?

長谷川:渋谷浩康プロデューサー【28】が推薦してくれたのかな?雨宮哲監督【29】からも名前を出してもらったとも聞いているので、その辺がうまくカチッとハマって呼んでもらえたという印象を持っています。

—— アニメーションでありながら怪獣もの。様々なウルトラマンやアニメ作品に関わられた長谷川さんは適任だったと思いますが、この仕事についてどのようなお気持ちだったのでしょう?

長谷川:実写の『グリッドマン』【30】は、実をいうと見ていなかったんです。あの頃の(家庭用)コンピューターは出てきたばかりの頃で、作品では超理論のコンピューター解釈でやっているイメージでしたので、現在のコンピューター時代にどうやるのかな?そのマインドみたいなものを残してやればいいのかな?と考えながら最初の打ち合わせに行ったら、雨宮さんがもう『グリッドマン』が大好きで思い入れが強い人で。既にご自身の中で、ある程度やりたいことが組み上げられていたので、それを纏めていった感じですね。雨宮さんの中にあるイメージやこだわりを汲み取って、こちらからも意見を出しながらシナリオとしてまとめていく。これも映画に至るまで、二人三脚のような感じでした。

—— 「友達ってやっぱり大事だよね」という軸が、『グリッドマン ユニバース』に至るまでぶれていないように思います。

長谷川:ああいう関係っていうのは、いまいちわからない感覚の人も結構いるみたいですが、僕にとっては女の子と男の子の理想みたいな話です。なんでもないような会話をしながら、一緒に戦うような。『ガッチャード』も割とそういう感じでしたし、その前の『ウルトラマンギンガ』【31】の一作目もそうでした。
雨宮さんは『ギンガ』がすごく好きで、「長谷川さん、(ギンガは)『グリッドマン』をベースにしてますよね?」と言われて、『グリッドマン』は見ていないと伝えると、「だって、お巡りさんとか出てくるじゃないですか!」と。たまたまだったのですが、雨宮さんは「この人は『グリッドマン』をすごく理解している人だ!」と思ったらしくて、それで呼んでくれたという節もあったんですよ。全然見てなかったんですけどね(笑)。

—— 練馬区で特に印象に残っている場所や思い出はありますか?

長谷川:江古田ですね。江古田文化【32】という映画館によく行ってました。同級生が映写技師のバイトをしてたんですけど、リールを適当に掛けるもんだから、映像の順番が(笑)。
あと、よく飲みに行きましたね。江古田は飲食店が多くて、行きつけの居酒屋に限らず、美味しいスパゲッティ屋さんとか名物なお店がいっぱいあって、食い倒れの街じゃないかっていうぐらいでした。4年間いましたが、江古田は好きでしたね。

—— 今後の野望のようなものがあれば、ぜひお聞かせください

長谷川:まさに今、生成AIで作品を作っているんですよ。自分でシナリオを作って、キャラクターも考えて。だから自己完結。1人円谷プロみたいな感じで。
今度9月に切通理作さんがやってるネットカフェで2日間上映会をやるのでぜひ見に来てほしいですね。ゲストで、小中監督、金子監督と、元角川の副社長の井上伸一郎さんが来てくれるんですよ。
作品はYouTubeの「ハセガワ ハヤテ リク Film」でも見られます。
最新作の『ムジガネ』【33】は、巨大ロボットと怪獣が戦う話です。機龍【34】が好きだったので、「女性パイロットが巨大ロボットに乗って戦う」のを実写で作るのが、本当に野望です。
X(@dinahasegawa)もやっているので、そこのURLからも飛べます。ぜひ皆さんに見ていただきたいですね。
これまでのいろいろな作品を見てくださった人から、「子供の頃に見てたよ」と言われることが本当に増えてきました。勇気を与えるつもりで書いていたのが、逆にそういう声に何度も勇気をもらいました。
イベントとかで生で声を聞くと本当に嬉しくて、「こうやって光がつながっているんだな」というのを実感できています。
人との人のつながり、プロ同士だったりお客さんも含めて、いろんなつながりを得られる仕事ができたことは、本当に人生にとってラッキーだったし、幸せでありがたいことだったなと思っています。
皆さんも、自分なりの夢を見つけて、諦めずに頑張ってください。

—— ありがとうございました。

本テキストは音声版のダイジェストです。
是非音声版でお楽しみください。

プロフィール

長谷川圭一(はせがわけいいち)
日本大学芸術学部映画学科監督コースを卒業後、実写の助監督・美術を経て『ウルトラマンティガ』で脚本家デビュー。以降『ウルトラマンガイア』を始めとする「ウルトラシリーズ」や、『仮面ライダーW』『仮面ライダーガッチャード』などの「仮面ライダーシリーズ」の脚本を執筆。アニメ作品では、東映アニメーション製作の『ゲゲゲの鬼太郎』や、練馬区にある学校がモデルになった『SSSS.GRIDMAN』などを担当した。現在ではAIを使用したオリジナルの映像作品を作るなど、先進的な挑戦を続けている。

ダイジェストテキストに登場する作品名・人物名等の解説

【1】『デビルマンレディー』
1998年から1999年まで全26話が放送されたTVアニメ。原作は永井豪による同名漫画。異形の獣「ビースト」に覚醒しながらも人の心を持つ「デビルマン」となったファッションモデル・不動ジュンの、過酷な運命を描く。シリーズ構成の小中千昭さんをはじめ、脚本の古怒田健志さん、村井さだゆきさん、長谷川圭一さん、赤星政尚さん、モンスターデザイン協力の丸山浩さんなど、平成ウルトラマンシリーズに関わった人物が多数参加している。長谷川さんは本作でアニメ作品の脚本を初めて手掛け、5本を担当した。
原作:永井豪/監督:平野俊貴/シリーズ構成:小中千昭/出演:岩男潤子、嶋村薫、村井かずさ、内田直哉、山崎たくみ、中尾隆聖 ほか
【2】『ウルトラマンティガ』
1996年から1997年まで全52話が放送された円谷プロダクション制作の特撮TVドラマ。「平成ウルトラマン三部作」の第1作目。タイムカプセルに記録された3000万年前からの予言どおり怪獣が復活。危機に陥った地球を守るため、超古代文明の遺跡から蘇った光の巨人・ウルトラマンティガの活躍を描く。長谷川さんは本作で脚本家デビュー。第22話「霧が来る」をはじめ7本を執筆したほか、完結編となる劇場版『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』(00)の脚本も担当した。
監督:松原信吾、村石宏實 ほか/脚本:右田昌万、小中千昭、長谷川圭一 ほか/出演:長野博(V6)、高樹澪、大滝明利、吉本多香美、影丸茂樹、増田由紀夫、古屋暢一 ほか/声の出演:真地勇志、二又一成(ナレーター) ほか
【3】『ウルトラマンガイア』
1998年から1999年まで全51話が放送された円谷プロダクション制作の特撮TVドラマ。「平成ウルトラマン三部作」の第3作目。地球に破滅をもたらす「根源的破滅招来体」に立ち向かう、赤い巨人・ウルトラマンガイアと、謎の青い巨人・ウルトラマンアグルの活躍を描く。長谷川さんは8本の脚本(うち1本は小中千昭さんと共同)を担当したほか、劇場版『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』(99)も執筆している。
監督:村石宏實 ほか/脚本:小中千昭、長谷川圭一、川上英幸、吉田伸 ほか/出演:吉岡毅志、高野八誠、渡辺裕之、平泉成、宇梶剛士、橋本愛、マリア・テレサ・ガウ、石田裕加里、水沢アキ、山本亘 ほか
【4】小中千昭(こなか ちあき)さん
脚本家、小説家。小中和哉監督の実兄。『ウルトラマンティガ』ではメインライター、『ウルトラマンガイア』ではシリーズ構成を担当した。映像ディレクターなどを経て、1988年のオリジナルビデオ『邪願霊』で脚本家デビュー。以後、TVドラマ、映画、アニメなど、様々な作品で活躍している。
【5】『THEビッグオー』
1999年から2000年まで全13話が放送されたTVアニメ。記憶を失った街「パラダイム・シティ」を舞台に、ネゴシエイターを名乗る黒ずくめの男 ロジャー・スミスと、巨大ロボット・ビッグオーの活躍を描く。長谷川さんは4本の脚本を担当している。2003年には続編としてsecond season(全13話)も放送された。
原作:矢立肇/監督:片山一良/シリーズ構成:小中千昭、片山一良/出演:宮本充、矢島晶子、清川元夢、玄田哲章、篠原恵美、石塚運昇、大塚芳忠 ほか
【6】『ASTRO BOY 鉄腕アトム』
2003年から2004年まで全50話が放送されたTVアニメ。原作は手塚治虫の漫画『鉄腕アトム』。心を持ったロボットとして誕生した「アトム」を主人公に、人間とロボットとの関係を描く。本作も小中和哉監督をはじめ、脚本の長谷川圭一さん、太田愛さん、小中千昭さん、村井さだゆきさん、古怒田健志さんなど、平成ウルトラマンシリーズに関わった人物が多数参加している。長谷川さんは18本の脚本を担当した。
原作:手塚治虫/監督:小中和哉/シリーズディレクター:望月敬一郎/シリーズ構成:マーク・ハンドラー(ストーリーエディター)/出演:津村まこと、勝田久、丸山美紀、大和田伸也、川瀬晶子、銀河万丈、龍田直樹 ほか
【7】小中和哉(こなか かずや)さん
監督。『ウルトラマンダイナ』(97-98)ではメイン監督を担当。映画『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』(98)も監督した。自主映画の制作を経て、1986年に『少年ドラマシリーズ THE MOVIE 星空のむこうの国』で商業監督デビュー。『電光超人グリッドマン』(93-94)でTVシリーズを初監督。以降、「ウルトラシリーズ」など円谷プロ制作の作品に多数参加している。
【8】『仮面ライダーW』
2009年から2010年まで全49話が放送された東映制作の特撮アクションドラマ。「平成仮面ライダーシリーズ」第11作。《2人で1人の仮面ライダーに変身する》のが特徴で、主演の2人、左翔太郎役を桐山漣、フィリップ役を菅田将暉が演じた。風の街「風都」を舞台に、暗躍する怪人・ドーパントに立ち向かう、仮面ライダーWの活躍を描く。長谷川さんは仮面ライダーシリーズ初参加にしてサブライターを務め、20本の脚本を執筆している。
原作:石ノ森章太郎(石森章太郎プロ)/監督:田﨑竜太 ほか/脚本:三条陸、長谷川圭一 ほか/出演:桐山漣、菅田将暉、山本ひかる、木ノ本嶺浩、生井亜実、飛鳥凛、中川真吾、なだぎ武、寺田農 ほか/声の出演:幸田直子、立木文彦(ナレーションなど) ほか
【9】仮面ライダーシリーズ
東映制作の特撮TVドラマシリーズ。 第1作目は、1971年4月放送開始。また、2000年放送の『仮面ライダー クウガ』以降、毎年新シリーズが放送され続けている。
【10】隅沢克之(すみさわ かつゆき)さん
脚本家。TVアニメ『ゾイド -ZOIDS-』(99-00)ではシリーズ構成を担当。ぴえろ、東映アニメーション、サンライズなどの作品で、シリーズ構成や脚本を数多く手掛けている。代表作に、TVアニメ『新機動戦記ガンダムW』(95-96)『犬夜叉』(00-04)『NARUTO -ナルト-』(02-05)『半妖の夜叉姫』(20-21)、OVA『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』シリーズ(15-18)など。
【11】『ゾイド -ZOIDS-』
1999年から2000年まで全67話が放送されたTVアニメ。トミー(現・タカラトミー)の玩具「ゾイド」をモチーフにしている。ヘリック共和国とガイロス帝国が激しく争う惑星Ziの西方大陸を舞台に、金属生命体「ゾイド」乗りを目指す少年・バンの冒険と成長を描く。長谷川さんは14本の脚本を担当した。
原作:トミー/監督:加戸誉夫/脚本:隅沢克之、長谷川圭一 ほか/出演:岸尾大輔、大本眞基子、鈴木琢磨、藤原啓治、渡辺久美子 ほか
【12】『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』
2005年から2006年まで全39話が放送されたTVアニメ。東映動画(現・東映アニメーション)が製作したロボットアニメ『大空魔竜ガイキング』(76-77)を原典にしている。地球の中心にある異世界「ダリウス」の地上侵攻に立ち向かう、大空魔竜隊とガイキングのパイロット・ダイヤの活躍を描く。長谷川さんは7本の脚本を担当した。
原案:エムケイ/シリーズディレクター:細田雅弘/脚本:三条陸、隅沢克之、長谷川圭一 ほか/出演:田中真弓、進藤尚美、川上とも子、大川透、大友龍三郎、池澤春菜 ほか
【13】三条陸(さんじょう りく)さん
脚本家、漫画原作者。『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』(05-06)『ゲゲゲの鬼太郎(第5期)』(07-09)ではシリーズ構成と脚本、『仮面ライダーW』ではメインライターを務めた。1986年にOVA『装鬼兵MDガイスト』で脚本家デビュー。以降、アニメや特撮作品などで活躍している。主な作品にTVアニメ『デジモンクロスウォーズ』シリーズ(10-12)、特撮ドラマ『獣電戦隊キョウリュウジャー』(13-14)『仮面ライダードライブ』(14-15)など。また、1987年からは漫画原作者としても活動しており、代表作に『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』(89-96)『風都探偵』(17~連載中)などがある。
【14】『ゲゲゲの鬼太郎』(第5期)
2007年から2009年まで全100話が放送されたTVアニメ。水木しげるさんの同名漫画を原作とするアニメの5作目。悪い妖怪に立ち向かう、鬼太郎や仲間たちの活躍を描く。長谷川さんはシリーズ構成(26話まで)と脚本を兼任した。
原作:水木しげる/シリーズディレクター:貝澤幸男/シリーズ構成:三条陸、長谷川圭一(26話まで)/出演:高山みなみ、田の中勇、高木渉、今野宏美、山本圭子、龍田直樹、八奈見乗児、郷里大輔、柴田秀勝、青野武 ほか
【15】平成ライダー
仮面ライダーシリーズのうち、平成に入って放送された『仮面ライダークウガ』(00-01)から『仮面ライダージオウ』(18-19)までの20作を指す。
【16】『仮面ライダーフォーゼ』
2011年から2012年まで全48話が放送された東映制作の特撮アクションドラマ。「平成仮面ライダーシリーズ」第13作目で仮面ライダー生誕40周年記念作品。宇宙開発における人材育成のために設立された「天ノ川学園高校」を舞台に、突如現れた怪人・ゾディアーツに立ち向かう仮面ライダーフォーゼ/如月弦太朗の青春と戦いの日々を描く。長谷川さんは8本の脚本を担当した。
原作:石ノ森章太郎(石森章太郎プロ)/監督:坂本浩一 ほか/脚本:中島かずき、三条陸、長谷川圭一/出演:福士蒼汰、高橋龍輝、清水富美加、吉沢亮、坂田梨香子、冨森ジャスティン、志保、土屋シオン、田中卓志、鶴見辰吾 ほか/声の出演:檜山修之 ほか
【17】『仮面ライダードライブ』
2014年から2015年まで全48話が放送された東映制作の特撮アクションドラマ。「平成仮面ライダーシリーズ」第16作目。人類の滅亡を目論む謎の人工生命体ロイミュードに立ち向かう、仮面ライダードライブ/泊進ノ介の活躍を描く。長谷川さんはサブライターを務め、14本の脚本を執筆している。
原作:石ノ森章太郎/監督:田﨑竜太 ほか/脚本:三条陸、長谷川圭一 ほか/出演:竹内涼真、内田理央、上遠野太洸、稲葉友、吉井怜、井俣太良、浜野謙太、クリス・ペプラー、森田成一、松島庄汰、蕨野友也、馬場ふみか、片岡鶴太郎 ほか
【18】『仮面ライダーゴースト』
2015年から2016年まで全50話が放送された東映制作の特撮アクションドラマ。「平成仮面ライダーシリーズ」第17作目。突如出現した幽霊型怪人・眼魔との戦いで命を落とした天空寺タケルが、死後の世界で仙人より授けられた力で仮面ライダーゴーストとして蘇り、眼魔との戦いに挑む姿を描く。長谷川さんは15本の脚本を担当した。
原作:石ノ森章太郎/監督:諸田敏 ほか/脚本:福田卓郎、毛利亘宏、長谷川圭一/出演:西銘駿、大沢ひかる、山本涼介、工藤美桜、柳喬之、磯村勇斗、西村和彦、竹中直人 ほか/声の出演:m.c.A・T、悠木碧、関智一 ほか
【19】『仮面ライダーセイバー』
2020年から2021年まで全47話が放送された東映制作の特撮アクションドラマ。「令和仮面ライダーシリーズ」第2作。本の魔物・メギドによって異世界に飛ばされた人々を元の世界に戻すため、聖剣・火炎剣烈火を手に戦う神山飛羽真/仮面ライダーセイバーと仲間たちの活躍を描く。
長谷川さんは最終章を含む19本の脚本を担当した。
原作:石ノ森章太郎/監督:柴﨑貴行 ほか/脚本:福田卓郎、毛利亘宏、長谷川圭一、内田裕基/出演:内藤秀一郎、山口貴也、川津明日香、青木瞭、生島勇輝、富樫慧士、岡宏明、市川知宏、アンジェラ芽衣、平山浩行、知念里奈 ほか/声の出演:内山昂輝、大塚明夫(ナレーター)ほか
【20】『仮面ライダーガッチャード』
2023年から2024年まで全50話が放送された東映制作の特撮アクションドラマ。「令和仮面ライダーシリーズ」第5作。錬金術によって生み出された101体の人工生命体ケミーを巡り、冥黒の三姉妹とのケミー争奪戦に挑む一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャードと仲間たちの活躍を描く。長谷川さんはメインライターとして、22本の脚本を執筆した。
原作:石ノ森章太郎/監督:田﨑竜太 ほか/脚本:長谷川圭一、内田裕基、井上亜樹子/出演:本島純政、松本麗世、藤林泰也、安倍乙、富園力也、加部亜門、熊木陸斗、沖田絃乃、福田沙紀、南野陽子、石丸幹二 ほか/声の出演:福圓美里、檜山修之、小西克幸(ナレーター) ほか
【21】塚田英明(つかだ ひであき)さん
東映所属のプロデューサー。2001年に『仮面ライダーアギト』で初めて特撮作品のプロデューサーを務める。2002年には『忍風戦隊ハリケンジャー』のサブプロデューサーとしてスーパー戦隊シリーズに初参加。初のチーフプロデューサーを務めた『特捜戦隊デカレンジャー』(04-05)では、スーパー戦隊では初の星雲賞(メディア部門)を受賞している。8年ぶりに参加した仮面ライダーシリーズ『仮面ライダーW』(09-10)では、仮面ライダーシリーズの初チーフプロデューサーを務めた。
【22】高橋一浩(たかはし かずひろ)さん
プロデューサー。『仮面ライダーW』(09-10)『仮面ライダーオーズ/OOO』(10-11)『仮面ライダーフォーゼ』(11-12)などでプロデューサーを担当したのち、テレビ朝日コンテンツビジネス戦略部へ出向。2015年に東映に復帰し、『仮面ライダーゴースト』で初めてチーフプロデューサーを務めた。2019年にはスーパー戦隊シリーズへ初参加し『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(19-20)をプロデュース。『仮面ライダーセイバー』(20-21)には再びチーフプロデューサーとして参加した。
【23】湊陽祐(みなと ようすけ)さん
プロデューサー。『仮面ライダーガッチャード』では初めてチーフプロデューサーを担当した。アニメーション制作会社マッドハウスで制作進行や制作デスクを経験したのち、2019年に東映の「特撮専任プロデューサー募集」に応募し入社。『仮面ライダーゼロワン』(19-20)や『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(22-23)などではプロデューサー補を担当した。『ガッチャード』以降は、『仮面ライダーゼッツ』(25-26)『仮面ライダーマイス』(26~放送中)などのプロデューサーを務めている。
【24】『タイガーマスクW』
2016年から2017年まで全38話が放送されたTVアニメ。梶原一騎原作・辻なおき作画によるプロレス漫画『タイガーマスク』を原典として製作されたTVアニメ『タイガーマスク』(69-71)の続編となる。GWM(グローバル・レスリング・モノポリー)の試合中に起きた悲劇をきっかけに、光と影の「二頭の虎」となった2人の若きレスラーの数奇な運命を描く。新日本プロレスが全面協力し、同団体所属のプロレスラーも実名で登場するほか、一部レスラーは、本人がアフレコも行っている。
原作:梶原一騎、辻なおき/シリーズディレクター:小村敏明/シリーズ構成:千葉克彦/出演:八代拓、梅原裕一郎、三森すずこ、田中亮一、草尾毅、千葉千恵巳、森田成一、鈴村健一、てらそままさき、真壁刀義、小林ゆう、柴田秀勝 ほか
【25】『SSSS.GRIDMAN』
2018年に全12話が放送されたTVアニメ。特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』(93-94/円谷プロ制作)を原作に、TRIGGERがアニメーション制作を担当した。東京都ネリマ市ツツジ台に現れた怪獣から街を守るべく、ハイパーワールドからやって来たグリッドマンと、彼をサポートする「グリッドマン同盟」の少年少女たちの活躍を描く。
原作:『電光超人グリッドマン』/監督:雨宮哲/脚本:長谷川圭一/出演:広瀬裕也、緑川光、斉藤壮馬、宮本侑芽、上田麗奈、高橋良輔、小西克幸、悠木碧、松風雅也、鈴村健一、稲田徹、新谷真弓 ほか

〈練馬アニメーションサイト〉関連記事
・「練馬アニメカーニバル2019レポート」トークイベント「『SSSS.GRIDMAN』アニメと特撮の邂逅」
【26】『SSSS.DYNAZENON』
TVアニメ。特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』を原作としたアニメの第2弾。東京都アヤナシ市のフジヨキ台に現れた怪獣から世界を守るべく、巨大ロボット・ダイナゼノンに乗り込み戦う男女5人のチーム「ガウマ隊」の活躍を描く。
原作:『電光超人グリッドマン』/監督:雨宮哲/脚本:長谷川圭一/出演:濱野大輝、榎木淳弥、若山詩音、梅原裕一郎、安済知佳、神谷浩史、内田雄馬、諏訪彩花、内山昂輝、伊瀬茉莉也、田所あずさ、小笠原仁、梶原岳人、土屋李央、遠野ひかる ほか
【27】『グリッドマン ユニバース』
2023年に公開されたアニメーション映画。『SSSS.GRIDMAN』と『SSSS.DYNAZENON』のクロスオーバーで、両作品の半年後を舞台とした完全新作ストーリー。
アレクシス・ケリヴとの戦いから半年後、再び危機に陥ったネリマ市ツツジ台を舞台に、グリッドマンや「グリッドマン同盟」、そしてツツジ台に迷い込んだ「ガウマ隊」たちの活躍を描く。
原作:『電光超人グリッドマン』/監督:雨宮哲/脚本:長谷川圭一、雨宮哲/出演:広瀬裕也、緑川光、斉藤壮馬、宮本侑芽、濱野大輝、榎木淳弥、若山詩音、梅原裕一郎、安済知佳、内田真礼、上田麗奈、鈴村健一、神奈延年 ほか
【28】渋谷浩康(しぶや ひろやす)さん
円谷プロダクション所属のプロデューサー。特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』(93-94)の製作進行を務めていたことから、『SSSS.GRIDMAN』『SSSS.DYNAZENON』『グリッドマン ユニバース』では企画協力として参加している。1992年に円谷プロに入社後、製作進行としてキャリアをスタート。『ウルトラマンティガ』(96-97)以降の作品ではメイキング撮影も行っている。2001年スタートの『ウルトラマンコスモス』で初めてプロデューサーを担当。以降、多数の円谷作品にプロデューサーとして参加。現在も企画協力や監修者として活躍している。
【29】雨宮哲(あめみや あきら)さん
アニメーター、アニメ演出家・監督。『SSSS.GRIDMAN』『SSSS.DYNAZENON』『グリッドマン ユニバース』では監督を務めた。アニメーション制作会社「ガイナックス」でアニメーターとしてキャリアをスタート。2011年に「トリガー」が設立され移籍し、原画や作画監督、絵コンテなどを担当する。2015年に「日本アニメ(ーター)見本市」で短編アニメを1本担当することになった際、円谷プロから『グリッドマン』を題材とする許可を得て短編アニメーション『電光超人グリッドマン boys invent great hero』を監督し、好評を得る。ここからさらに協議を進め、『SSSS.GRIDMAN』を企画。本作でTVシリーズの監督を初めて務め、第50回星雲賞メディア部門を受賞した。現在もアニメーター、監督として活躍している。
【30】実写の『グリッドマン』
『電光超人グリッドマン』のこと。1993年から1994年まで全39話が放送された円谷プロダクション制作の特撮TVドラマ。現実世界を破壊・征服しようとする異世界ハイパーワールドの魔王・カーンデジファーに立ち向かう、ハイパーエージェント・グリッドマンと彼に協力する少年少女たちの活躍を描く。
監督:曽我仁彦、神澤信一、村石宏實 ほか/シリーズ構成:江藤直行、平野靖士/出演:小尾昌也、須藤丈士、服部ジュン、菅原剛 ほか/声の出演:緑川光、佐藤正治、嶋方淳子、真地勇志(ナレーター) ほか
【31】『ウルトラマンギンガ』
2013年に全11話が放送された円谷プロダクション制作の特撮TVドラマ。円谷プロダクション創立50周年記念作品。全宇宙の支配を企むダークルギエルから地球を守るべく戦うウルトラマンギンガ/礼堂ヒカルと仲間たちの活躍を描く。長谷川さんはシリーズ構成を務め、5本の脚本を担当した。
監督:アベユーイチ ほか/シリーズ構成:長谷川圭一/出演:根岸拓哉、宮武美桜、大野瑞生、雲母、草川拓弥、宇野祥平、野村宏伸、木野花、津川雅彦 ほか/声の出演:石丸博也、杉田智和 ほか
【32】江古田文化
正式名称は江古田文化劇場。1947年に江古田駅前に開館した映画館。学生街の映画館として親しまれたが、1984年に閉館した。
【33】『鉄神獣ムジガネ』
長谷川さんが生成AIを活用して制作したAI特撮ドラマシリーズ。人類の危機に立ち向かう、巨大鉄神獣ムジガネと、御厨日和たちの戦いを描く。長谷川さんのYouTubeチャンネルにて全13話が公開中。
【34】機龍
映画『ゴジラ×メカゴジラ』(02)『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』(03)に登場するロボット兵器。該当作品における「メカゴジラ」の別名。東京湾に沈んだ初代ゴジラの骨格をメインフレームに使用している。本来は遠隔で操作するが、『ゴジラ×メカゴジラ』では戦闘中の故障でコントロール不能となり、釈由美子さん演じる主人公・家城茜が直接搭乗しゴジラと戦うことになる。
ページトップ