対談動画:ねりま映画サロン

毒蝮三太夫×伊東四朗×山川静夫 注釈

PART 1

【1:26】毒蝮三太夫
1936年東京生まれ。俳優、タレント。日本大学芸術学部映画学科を卒業
『ウルトラマン』『ウルトラセブン』の隊員役で人気を博す。
TBSラジオ『ミュージックプレゼント』でパーソナリティとして活躍。
【1:33】山川静夫
1933年静岡生まれ。1956年アナウンサーとしてNHKに入局。
『ウルトラアイ』『ひるのプレゼント』等々 人気番組の司会を担当。
『紅白歌合戦』の司会を通算13回務めるなどNHKの顔として活躍した。
「名手名言」で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞するなど名随筆家としても知られる。
【1:45】伊東四朗
1937年東京生まれ。1958年、石井均一座でデビュー。1962年、てんぷくトリオを結成。
1965年にテレビ『九ちゃん!』のレギュラーに抜擢され、お茶の間の人気者に。
『おしん』をはじめテレビドラマ史に残る作品、バラエティー番組に出演。
喜劇役者として映画、舞台、ラジオ、CMと幅広く活躍。
【1:58】『凸凹海賊船』(1952)
凸凹コンビとして一世を風靡したアボット&コステロのコメディ映画。
戦後に紹介された代表的アメリカのコメディチームで20本以上の作品が公開された。
【4:27】榎本健一(1904-1970)
浅草の軽演劇出身。俊敏な動きに笑いと歌、踊りを盛り込んだ斬新さで熱狂的なファンを生み出す。戦前戦中にかけて連作された「エノケン」映画で人気を博し、「喜劇王」として一時代を築いた。
【5:43】15代目市川羽左衛門(1874-1945)
大正時代から昭和初期、戦前の歌舞伎界を代表する名優のひとり。
気品あるたたずまいとその美貌から“花の橘屋”と謳われた。
【6:45】『蚤取男』
夏の夜に独り者の男がノミに悩ませられ寝苦しさに涼んでいると猫がじゃれつき、男と猫が洒落踊りを舞う、歌舞伎舞踊。
2代目市川猿之助が創演し評判となった。
【8:34】高麗屋三兄弟
7代目松本幸四郎の三人の息子。海老蔵時代に「花の海老さま」と称された11代目市川團十郎(1909-1965)、8代目松本幸四郎(1910-1982)、2代目尾上松緑(1913-1989)。
【9:17】『ターザン』
戦前戦後にかけて公開され一世を風靡した『ターザン』。ターザンを演じたジョニー・ワイズミュラーは1984年までの16年間に12本のターザン映画に出演し人気を博した。
【10:13】『男の花道』(1941東宝)
雑談ネタとして知られる花形役者 中村歌右衛門と眼科医土生玄磧の報恩話を映画化した作品。
【11:46】17代目中村勘三郎(1909-1988)
戦後の歌舞伎界を牽引した名優のひとり。
『平家女護島』の俊寛、『赤い陣羽織』の代官など数多くの名演を残す。
【12:56】『替り目』
5代目古今亭志ん生が得意とした滑稽ばなし。
「親子酒」とならんで酔態の妙が味わいどころ。
【14:18】あきれたぼういず
1937年に結成されたモダンで型破りなコミック音楽グループ。歌あり、物まねあり、コントありの歌謡漫談で一時代を築いた。

PART 2

【1:18】新宿フランス座
1952年、新宿の都電車庫跡に建った新宿サービスセンター2階に開場。
当時のストリップ劇場はストリップと軽演劇という構成で戦後の喜劇界を牽引する数多くの逸材を輩出。新宿フランス座からも石井均、三波伸介など多くのコメディアンが世に出た。
【1:37】石井均(1927-1997)
新宿フランス座を経て一座を旗揚げ。
座員に伊東四朗、戸塚睦夫、財津一郎らがいた。
解散後、松竹家庭劇で活躍しフリーとなり舞台、三枚目的好人物を演じ好評を博す。
【3:14】「男の横丁」(作詞:猪又良 作曲:村沢良介)
1957年に発売された石原裕次郎のヒット曲
【4:21】おとぼけガイズ
1956年に三波伸介、玉川良一、東けんじで結成されたコメディトリオ。
大阪劇場を中心に活動していた。
【7:01】竣工当時の日本劇場(1933)
収容人数4000人の大劇場ならびに日本最高の映画劇場として計画され、「陸の龍宮」と謳われた。 
【7:14】三波伸介(1930-1982)
新宿フランス座からコメディアンに。1962年、てんぷくトリオを結成。
新鮮でユニークなギャグとコントの力で絶大な人気を獲得する。
単独でも『笑点』の司会をはじめ数多くのレギュラー番組を持ち、一時代を築いた。
【8:29】井原高忠(1929-2014)
テレビプロデューサー、演出家。『光子の窓』で芸術祭奨励賞。
『11PM』で夜の時間帯を開拓し、『ゲバゲバ90分』では斬新なギャグ番組を創出した。
【10:52】戸塚睦夫(1931-1973)
新宿フランス座でコメディアンとして頭角を現し、石井均、三波伸介と出会う。
石井均一座を経ててんぷくトリオに加入。
コメディドラマなどで茶の間の人気をさらう。
【11:34】『減点パパ(減点ファミリー)』
NHK総合テレビで放送された『お笑いオンステージ』(1972-1982)の人気コーナー。
三波伸介とゲスト家族による爆笑トークと三波の巧みな似顔絵が人気を博す。
【12:40】「王将」(作詞:西條八十 作曲:船村徹)
1961年に村田英雄が歌い累計300万枚を超える大ヒットを記録した。
【15:05】『てなもんや三度笠』
1962年5月から1968年3月まで朝日放送で制作されたテレビ史に残る時代劇コメディ。
【15:53】澤田隆治(1933-2021)
テレビプロデューサー、ディレクター。
『てなもんや三度笠』『スチャラカ社員』などのヒットを生む。
『花王名人劇場』で漫才ブームの仕掛け人となる。
【16:40】『おしん』
1983年4月から1984年3月にかけてNHKで放送された連続テレビ小説。
テレビドラマの最高視聴率記録を誇る名作。
伊東は泉ピン子と夫婦の役でおしんの父 作造を演じた。

PART 3

【3:20】井上ひさし(1934-2010)
浅草フランス座の文芸部員を経て放送作家となる。
『ひょっこりひょうたん島』で世に知られ、『手鎖心中』で第67回直木賞を受ける。
「てんぷくトリオ」の座付作家として152本ものコントを手掛けた。
【4:40】『ウルトラマン』
1966年7月から1967年4月までTBS系列で放送された特撮テレビドラマ。
テレビ史に残る作品、世代を超えた特撮ヒーローとして不滅の輝きを放っている。
【5:21】円谷英二(1901-1970)
特撮の神様と称され、今なお世界の映像クリエイターに多大な影響を与え続けている。戦記や怪獣特撮、ファンタジー、SFとさまざまなジャンルを手掛け、日本の特撮技術を世界に知らしめた。
【7:56】『天と地と』(1969)
NHKで放送された大河ドラマ。上杉謙信(長尾景虎)の半生を描いた作品。
伊東は長尾景虎の直属の郎党のひとり鉄上野介を演じた。
【9:09】川崎敬三(1933-2015)
1954年大映のニューフェイスとして映画界に。
二枚目でありながら少しとぼけた二枚目半といった役柄を演じ好評を博す。
【13:52】伊丹十三(1933-1997)
映画監督、脚本家、俳優、エッセイストなど多彩な顔をもったマルチクリエイター。
監督デビュー作『お葬式』で映画賞を独占、その後も『マルサの女』『ミンボーの女』など話題作を残した。夫人は女優 宮本信子。
【15:04】三谷幸喜(1961-)
日本大学芸術学部演劇学科卒。テレビドラマ『古畑任三郎』『鎌倉殿の13人』など数多くの話題作を手掛け、映画監督としても『ラヂオの時間』『THE 有頂天ホテル』など高い評価を受ける。

PART 4

【1:34】森繁久彌(1913-2009)
昭和を代表する名優と称され、大衆芸能分野では初となる文化勲章を受章。
映画では『社長シリーズ』『駅前シリーズ』『警察日記』『夫婦善哉』などに出演。
テレビでも『七人の孫』をはじめ多くの作品で活躍した。
【2:36】「サラリーマン悲歌」(作詞:吉川静夫 作曲:松井八郎)
『森繁の新入社員』(1955新東宝)の劇中歌。
共演:高島忠夫、杉葉子、清川虹子、横山エンタツ。
【3:52】「社長シリーズ」
一世を風靡したサラリーマン喜劇。1956年から1970年にかけて東宝のドル箱シリーズとして実に33本もの作品が製作された。
【4:02】三木のり平(1924-1999)
『社長シリーズ』『駅前シリーズ』など東宝喜劇には欠かせない喜劇役者。
また演出家としても森光子主演の名作舞台『放浪記』で菊田一夫演劇賞大賞を受賞するなど高く評価された。
【5:10】堺正章(1946-)
俳優、歌手などマルチタレントとして活躍。
テレビドラマ『時間ですよ」『西遊記』、バラエティー番組『カックラキン大放送』『チューボーですよ!』をはじめ映画、舞台、CMほか出演作多数。
【5:20】堺駿二(1913-1968)
戦中から戦後にかけ軽演劇の舞台で活躍。
その後松竹を経てフリーとなり、現代劇、時代劇を問わず数多くの映画に出演。
軽妙洒脱なコメディアンぶりを発揮し人気を博した。
【6:31】フランキー堺(1929-1996)
慶応大学在学中からジャズドラマーとして芸能界へ。
その後映画俳優として『幕末太陽伝』や『駅前シリーズ』など数多くの作品でユーモラスで存在感のある演技を披露。また『私は貝になりたい』などテレビでも幅広く活躍した。
【7:05】植木等(1926-2007)
クレージーキャッツのメンバーとしてテレビ『シャボン玉ホリデー』、映画『無責任シリーズ』などで爆発的な人気を得る。「スーダラ節」の大ヒットをはじめ映画、テレビ、舞台と大活躍した。
【7:12】谷啓(1932-2010)
クレージーキャッツのメンバーとして映画、テレビ、舞台と幅広く活躍。
単独でも『図々しい奴』(東映)に主演、公表を博した。
【7:50】中村メイコ(1934-)
1937年、映画デビュー。戦後、ラジオ番組であらゆる層の人間の声を使い分ける“七色の声”が人気を集め、超売れっ子タレントとなる。
以後、映画、テレビ、ラジオ、舞台と幅広く活躍。
【8:13】戸田恵子(1957-)
『スイート・チャリティ」で芸術祭賞演劇部門賞受賞。その後、映画、テレビと幅広く活躍。また声優として『きかんしゃトーマス』のトーマス、『それいけアンパンマン』のアンパンマンなどでも人気を集める。
【8:29】財津一郎(1934-)
石井均一座から吉本新喜劇を経て、『てなもんや三度笠』の怪浪人蛇口一角役で準レギュラーとなり人気を得る。
以後、喜劇映画、ミュージカル、テレビと活躍の場を拡げた。
【9:18】小松政夫(1942-2020)
『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』で伊東四朗とコンビを組み、シラケ鳥に扮してお茶の間に笑いの渦を巻き起こした。喜劇役者として映画、テレビと幅広く活躍した。
【11:10】志村けん(1950-2020)
ザ・ドリフターズのメンバーとして活躍する傍ら、『志村けんのバカ殿様』など自身の名前がタイトルとなったヒット番組で爆発的な人気を得た。
【12:00】三宅裕司(1951-)
1979年に劇団スーパー・エキセントリック・シアターを旗上げ座長を務める。
バラエティー番組の司会やラジオ番組などでも世代を超えた人気を博している。
【13:20】由利徹(1921-1999)
新宿ムーランルージュを経て、1956年に八波むと志、南利明と脱線トリオを結成。
テレビの演芸番組に出演し爆発的な人気を得る。
トリオ解散後も幅広く活躍、喜劇作品には欠かせないコメディアンであった。
【14:54】渥美清(1928-1996)
浅草フランス座などストリップ劇場を経て、テレビ『夢であいましょう』で一躍人気者となる。『男はつらいよ』シリーズ全48作に主演、国民的な人気を博した。

PART 5

【2:25】『カメラ・トップ屋お嬢さんが狙ってる/お色気無勝手流』(1961年ニュー東映東京)
伊東四朗映画初出演作。1時間ほどのプログラムピクチャー。
監督:小石栄一、共演:石井均、戸塚睦夫、山東昭子。
【2:34】小石栄一
1924年映画界に。衣笠貞之助『狂った一頁』でチーフ助監督を務め監督に昇進。
戦後、主に東映、大映などで数多くの作品を手掛けた。
【4:42】山東昭子(1942-)
11歳で芸能界入りし、16歳で東映と専属契約を結び数多くの時代劇、現代劇に出演する。
19歳でフリーとなりテレビドラマ、司会、声優として活躍した。
【4:42】美空ひばり(1937-1989)
昭和を代表する歌手。1949年に映画デビュー。
以後時代劇、現代劇、ミュージカルなど162本の作品に出演。
銀幕のスターとしても不滅の足跡を残した。
【6:46】北大路欣也(1943-)
1956年に映画デビュー。
映画『仁義なき戦い 広島死闘篇』『八甲田山』など数多くの名作に出演。
またテレビでも時代劇、現代劇問わず幅広く活躍している。
【8:00】『伊東家の食卓』
視聴者からの家庭ニュースを紹介するトークバラエティから「日常で使える裏ワザ」をメインに高視聴率をはじき出した人気番組。
【10:29】バスター・キートン(1895-1966)
チャップリン、ハロルド・ロイドと並ぶ世界の喜劇王と称される。
「偉大なる無表情」といわれた自然体の風貌で演じる命懸けのアクションは唯一無二の存在。
【13:17】『生きていた男』(1958)
ミステリーサスペンス。「秘密を守るものは友を持つ」というスペインのことわざを引用し「結末は誰にも話さないで」とプロデューサーのダグラス・フェアバンクス・ジュニアが観客に語り掛けた。
【13:25】『猿の惑星』(1968)
ピエール・ブールによる同名小説を映画化した傑作SF映画。 猿の惑星の正体が判明する衝撃のラストシーンは公開当時大きな話題となった。
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